2018年4月27日 (金)

シルエット

モダンアートか、あるいは前衛の書か、と思わせるこの作品は、何と写真。しかも全てがハンドバッグのシルエットだ。ガラスに並べて下から撮影したのだろうか、なるほど影絵のようで面白い。Dior ( 過去の関連記事 )のアートコレクションにあったものなので、もしかすると全てDiorかもしれないが、残念ながら私にはそのシルエットからブランドを判別することはできない。ちなみにシルエットってフランスっぽいなと思って調べると、案の定 silhouette と書くフランス語だった。

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2018年4月23日 (月)

デルフトの小瓶

東インド会社ついでにもうひとつ。10年以上前に買ったアンティークのデルフトを思い出して、探して出してみた。高さが6~7センチの超小瓶なので、一輪挿しにもなりえない。おそらくは鑑賞用か、昔のお土産用だったに違いない。( 過去の関連記事

しかしその大きさにもかかわらず、絵柄の表現がとても豊かで、線も生き生きしているところが気になったポイントだった。

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実はデルフトにも行ったことがあるのだけど、これはアムステルダム( 過去の関連記事 )の、記憶では運河沿いの薄暗い店で買ったものだ。年代など詳しいことはわからないが、底には奇妙なサインがある。何かの呪文、あるいは漢字のようにも見える。

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ちなみに、その後アムステルダムを訪れた際に、おしゃれなショップで買ったデルフトのカップはこんな感じ。同じ手描きでも、大雑把。まあ、そこがデザインというか、伝統のモダンな解釈なのだろうけれども。

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2018年4月18日 (水)

コンプラ

東京農大の博物館(隈研吾の建築だった)で見つけた、カッコいい陶器のボトル。英語ブログ( Nippon Style Note )に載せようかと迷ったのだけど、こちらで紹介してみることにした。

書き慣れていないアルファベットで Japansch Zaky 「日本の酒」と染付されているこの白磁は、実は江戸期に出島から東インド会社を介して欧州に輸出された日本酒のボトルだ。

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CPDと書かれているのが気になって調べてみると、ポルトガル語で仲買を意味する comprador を示しているそうだ。それが転じて金富良(こんぷら)と呼ぶ輸出組合が出島内にできて対応していたことから、この瓶はコンプラ瓶と呼ばれるらしい。たまにオークションで高値で出回っているけれど、確かにこれは欲しいよね。

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2018年4月13日 (金)

分電盤

以前、訪問したUKのデザイン事務所の裏手で見かけた分電盤。UK独特の規格が多い中でも、この電気に関わる話は絶えない。なにせ240Vのプラグが巨大なものだから、電気製品側もコンセントのある設備側も大変だ。( 過去の関連記事

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2018年4月 9日 (月)

AI

AI と言っても Audi の場合、Audi Intelligence というコンセプトを意味している。もちろん人工知能の技術も使っているに違いないが。Audi に限らず自動車業界では、各社インテリジェンス化する車のブランドづくりに躍起となっている様相だ。この写真を見てもわかるように、かつてエンジンを冷却するためのエア・インテイクと、電球をベースとしたヘッドライトが造形の主要素だった車のフロントフェイスは、いまや機能的エレメントを失い主題、例えばこの場合は知能、の表現としてのキャンバスとしての役割を担うようになった。

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そのAI の文字をロゴの中心に配したELAINE というのが、新しいAudi のコンセプトブランドらしい。Audi の四つの輪のロゴマーク( 過去の関連記事 )が電飾化されていて、樹脂を使っているせいか少し安っぽく見えるのが残念だ。

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そのサイドミラーは、もはや人間の頼りない視覚の為にあらず、カメラを含むセンサー群の為にあるようだ。デザインとしてどうなのだろうか、これは。

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2018年4月 4日 (水)

色のチカラ

ショールームで見かけた北欧、たぶんフィンランド製、のラグマットがとてもキレイで、これからの季節にぴったりの爽やかさだった。一目見てぱっと気分が華やぐ感じがして、本当に色のチカラというかデザインのポテンシャルってすごいと思わせる( 過去の関連記事 )。よく見るとブルーの彩度が高いだけだけど、程よく全体を支配しているのがわかる。色のチカラを借りて、気分を上げて、さあ新年度!

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2018年3月30日 (金)

郵便の色

郵便の色、と言われれば何色を想像しますか?ポストも赤いし、日本郵便のCI色だし、やっぱり赤?前に欧州のポストの色について書いたことがあるけれど、UKとイタリアは同じく赤、ドイツやフランス、スペインは黄色だった( 過去の関連記事はこちらこちら )。

そして写真にあるような郵便ラッパ(と呼ぶか知らないが)は、欧州の多くの国でシンボル、あるいはアイコンとして使われている。昔は郵便を収集するのに、豆腐屋さんみたいに街中をラッパを吹いて回っていたのだろうか。

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パッケージも一目で郵便、あるいは宅配便とわかるのが黄色だ。

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やはり黄色いパッケージはDHL( 過去の関連記事 )をはじめとしてドイツやオーストリアが多いけれど、ポストの赤かったイタリアにも黄色いパッケージがあるようだ。ちなみにこれらは全て、今は亡き柳本浩市さんコレクション。

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中には青やグリーンのパッケージもあったけれど、ミネラルウオーターでも入ってそうな印象だ。いったいどこの国だろうか。

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2018年3月26日 (月)

イタ車

先日、都内の博物館でイタ車のトラクターを見つけた。イタリアFIAT社の、イイ感じに使いこまれたアンティークだ。ヘッドライトの位置がクラッシックカーぽいのと、板金プレスのシートが実用的でカッコいい。なによりフロントグリルの丸みが時代を物語っていて、何とも味わい深いではないか。いや、なにせトラクター好きなもので( 過去の関連記事 )。

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2018年3月21日 (水)

アルザス

フランスのアルザス地方の記事は何度か書いたが( 過去の関連記事 )、こちらの写真はアルザス出身の Hansi (と書いてアンジと読む)という絵本作家のイラストのクッキー缶。イラストの原画は20世紀初頭なのだろうか、少しアールヌーボーの流行の名残りのようなものを感じる。そこに描かれているのは当地の民族衣装で、特に女の子の巨大なリボンが特徴的だ。ドイツに近いわりには南欧的でもあり、どこか東欧っぽくもある、ちょっとミステリアスな雰囲気だ。はたして今でも、この文化はアルザスに残っているのだろうか。

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そして缶の側面には幸福のシンボル、コウノトリのイラストが。地域によっては自分の家に営巣を誘致するために屋根に台を据えることもあるそうで、ストラスブールでは市の鳥として愛されていた。ちなみに絶滅危惧種である日本のコウノトリは、調べてみると種類が異なっているようで、欧州のものと比べて体も大ぶりで、くちばしが黒く、昔から鶴と間違えられてきたそうだ。

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2018年3月16日 (金)

bunch

Bunch という名を冠したイタリア B&B社 ( 過去の関連記事 )の花器。このパイプひとつひとつに花を挿した姿は、まさに花束 a bunch of flower ではないか。B&Bって家具だけでなく、こういうのも扱ってるのね。

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このプリミティブで詩情あふれるプロダクトをデザインしたのは深澤直人( もうひとつのブログから )。なるほど彼らしい発想だ。そして花を活けなくても、そのままでオブジェとして楽しめるのではないだろうか。イイね。

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2018年3月12日 (月)

ウィンザーチェア

ロンドン西部にあるウィンザー城の周辺で、17世紀頃から作られ始めたというウィンザーチェア。二次大戦前のウィンザー朝の頃のスタイルを意味すると思っていたらとんでもない、もっと古い歴史があった。初期のものは、この写真にあるコームバックと呼ばれる櫛のような背もたれのものが多く、今でもこのスタイルは残っている。決して貴族や王室が使う華やかな家具ではなく、もともとは農民たちが生活のための実用品として作っていたそうだ。

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下の写真は、以前スウェーデンで見つけたコームバックのウィンザーチェアで、手前にある英国の伝統的なものを参考に、二次大戦後に若いデザイナーがロングライフの秘訣を探りつつ、ディテールをモダンにリ・デザインし製造されたものだそうだ。

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日本におけるウィンザーチェアは民具としての位置づけで、二次大戦後の民藝のムーブメントの一翼を担ったことで知られている。その推進役でもあった丸山太郎の活動によって、松本は日本製ウィンザーチェアの産地になった( 過去の関連記事 )。そして彼自身の民藝コレクションは松本民芸館という博物館に引き継がれ、その中にはアンティークの英国産ウィンザーチェアも多数含まれている。そのコレクションが昨年、都内の日本民藝館( もうひとつのブログから )で展示があったので見てきた。

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どれも作り手の工夫や思いやりが伝わる素晴らしいチェアで、心動かされるものばかりだった。もちろん詳細な解説付きの図録も入手した。五月の連休に松本に行くので、民芸館には是非とも立ち寄りたい。

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ちなみにこれは、我が家で毎日使っているボウバックのウィンザーチェア。年齢不詳だけど、100歳は越えているに違いない。これからもよろしく。

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2018年3月 7日 (水)

羊の皮

紙のように筆記に使う羊の皮を羊皮紙(ようひし)と呼ぶけれど、Wikiによると正確には紙ではないそうだ。まあ、そりゃそうか。そして英語ではベラム vellum と言うけれど、デザイナーにはおなじみのベラム紙はベラムのように上質で堅牢な紙が由来であって、もちろん羊皮紙ではない。こういう素材は紙の材料が無い地域で発達したのか、あるいはそれ以上に羊が身近に大量にいたということなのか( 過去の関連記事 )。少なくとも日本の歴史には出てこないし、我々には馴染みがない。

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もともと羊皮紙は大切な書類や、聖書のような重要な書物に用いられることが多いのだけど、こちらの写真のものは楽譜。もしかすると、讃美歌のような尊いコンテンツの楽譜だったのかもしれない。レストランの壁面に無造作に飾られていたものだけど、保存状態が悪いせいか反りまくっていた。それでも数百年前の手書きの筆触は、今でも見る人の心を打つ何かを持っている。

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2018年3月 2日 (金)

3の意味

3月になった。ところで3という数字は、どういう意味を持っているのだろうか。割り切れる2や4でもない、あえて3。今の時期だと金メダル銀メダルに次ぐ銅メダルで、メダルがもらえるのはトップ4ではなく3。プロダクトで例えると、二輪でもなく四輪でもなく三輪車( 過去の関連記事 )、あるいは三脚の家具( 過去の関連記事 )など、決して主流ではないもののちゃんと理由があってニッチを支えているものが多いような気がする。

こちらはドイツで見かけた古代の壺で、三つの把手が付いている。現代ではあまり見かけないのはなぜだろう。三人で運んでいたから?もしかして、昔は手が三つあった?

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パリの地下鉄車内にあった手すりも、不思議な三つ又。これはこれで機能的な理由がありそうだけど、溶接で作るのが大変だからなのか、あまり見かけない。

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2018年2月26日 (月)

ドイツ的感性

二次大戦前のアメリカ東海岸で生まれ育ったワイエス Andrew Wyeth。ドイツ系移民の家系で、実際に絵の中でもドイツ系の人たちや彼らのライフスタイルがモチーフとして登場する。彼の描く風景はペンシルベニア州やメイン州の寂しい風情のものが多いけれど、その深いところにはドイツ的な感性が流れているように感じる。

下の写真は Washington National Gallery ( 過去の関連記事 )にあった作品で、それこそメイン州の何気ない風景かもしれないが、まるで長編映画のワンカットのごとく前後にストーリーがあるように感じてしまう。荒野のように広がる殺風景な風景の不穏さ、轍(わだち)が示唆する外界とのつながり、ディテールを追って見ると決して豊かではないであろうことに気付く部屋。そこへ吹き込む乾いた冷たい風を、彼は驚くべき緻密さで描いたカーテンのダイナミックな動きだけで表現している。その激しくはためくカーテンの裾はレース模様を大胆に省略して描いていて、これが現代絵画であることに気づかされる。

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2018年2月21日 (水)

未来的なデザイン

ポルシェの優雅なクラッシックカーの展示があった。かつてシュツットガルトにあるポルシェミュージアム( 過去の関連記事 )に行ったときにも、同じ車種をいくつか見た記憶がある。この流線形的なデザインは、当時は未来的で最高にカッコよかったのだろう。ジェームスディーンが事故って亡くなったのも、確かこのモデルだったし、未来の国からやってきたスーパージェッターも、似たような車に乗っていた。そんな時代のデザインだ。

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そういうワクワクを今の車に感じないのは社会が成熟したせいか、そして消費者も大人になったということなのか。もちろんデザインの完成度は現代的には最高レベルで、確かに美しいのだけど。まさか我々は、いつのまにか未来を描けなくなってしまっているのではあるまいか。まさかね。。。

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2018年2月16日 (金)

謎のポートレート

気になるポートレート、作者不詳。ポールスミスのコレクションの中で見つけたものなので、UKのアーティストなのかもしれない。そして今頃、どこかの店舗の壁を飾っているのかもしれない。

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これもたぶん、同じアーティストによるもの。もしかして未完成の作品、いや大きさからみてエスキースなのかもしれない。シンプルな面表現にも関わらず、何だろう、この重たい雰囲気は。

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背景の描き方、というか描かずにそこにある空気、いやむしろ気、を表現している様もまたこの作品に奥行きをもたらしている。うーん、「気」になる絵だ。

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2018年2月12日 (月)

白樺

フィンランドといえばグラスウエアが有名だけど( 過去の関連記事 )、こちらはモダンなLEDライト。地元の白樺材を使っているとのことだ。

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繊細でナチュラルな表現が、どこか和風にさえ感じるのは、町家の格子や座敷の建具なんかを想起するからかもしれない。きっと和室で使っても、違和感なく調和するのだろう。いつも思うのだけれど、北欧の家具や工芸は日本のものと共通する「何か」を感じる( 過去の関連記事 )。

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2018年2月 7日 (水)

写真では伝わらないけれど、広角で撮らないと画面に入らないくらいの顔のデカさは、まるで壁のようだ。バックミラーにコレが迫ってくると怖いだろうなあ。ちなみにこのSCANIAというブランドは、日本ではあまり知られていないけれど欧州では良く目にするトラックメーカーで、VOLVOと同じくスウェーデンの会社だ。しかし北欧には優れたプロダクトのデザインが多いのに、なぜ車になるとこうなっちゃうのだろう。これがグローバライゼーションっていうことなのだろうか。( 過去の関連記事

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2018年2月 2日 (金)

文字のチカラ

アルファベットでできた立体のディスプレイと遭遇した。おそらくレーザーカットされたボードなのだろう、デジタルのようなアナログのような、何とも不思議な存在感がある。そしてなぜか怖い感じがするのは、覆っているものが文字だからだろうか。( 過去の関連記事

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2018年1月29日 (月)

ウェグナー

デンマークが誇るデザインの巨匠ハンス・J・ウェグナーについて、いくつか紹介したい。こちらは代表作のうちのひとつ、ピーコックチェア。装飾的な背もたれが、見る人の好みを分けるかもしれない。

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そしてカウホーンの愛称の背もたれを持つチェア。複雑な曲面構成は、CNC加工技術の無い時代の職人技によるもの。優れた造船技術を持つバイキングの国ならではの製品かもしれない。

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その中央の接合部の構成がサンプルで説明があった。指を組んだ姿に似ていることから、フィンガージョイントと呼ぶらしい。貴重な木材を大切に使っているところも北欧的に感じられる。

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そして私は変態的なデザインだと思っているのが、このバレットチェア。上着を掛けるハンガー状の背もたれと、座面を立てるとスラックスを掛けれるようになっている。アイディア自体は学生的発想で素朴なものだけど、真摯に職人技で作り込まれているところが北欧的と言える。

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そして愛称テディベアの巨大なカウチ。日本では車が買えるくらいの値段のはず。座面も低くずっしり重厚感があって、実際にもかなり重たそうだ。

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誰もが必ず触れるだろうアームの先端は、実に手に優しい素材と形状をしている。

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そして最後に、きっと完全な円環にこだわっていたのだろう、構想から何十年もたってから加工技術が追いついて作ることができたというサークルチェア。背もたれのネットワークが、やはりバイキングの文化を彷彿とさせる。( 過去の関連記事

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このいい加減な枕もまたイイ感じ。加えてその色も北欧っぽくてイイ感じ。

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