« 2010年4月 | トップページ | 2010年6月 »

2010年5月

2010年5月31日 (月)

新しい概念

初期の車は馬車を拠り所にしたようなデザインだったように、初期の携帯電話はトランシーバーのようなデザインだった。同様にホームオーディオは家具、ポータブルオーディオはカバンをアナロジーとしてデザインされていたようだ。

R0012007

R0012856

どうやら全く新しいコンセプト(概念)のモノはデザインする側も受け入れる側も、ぴったり落ち着く所というか腑に落ちる所というか納得できる所というか、そういった感触を求めて何かしら自分達の中にある既成の概念に拠り所を探し、無意識のうちにそのコンテクストの読み替えを行うようだ。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月29日 (土)

ミュージアム巡り32 エジプト

今回はミュンヘン中心部にあるエジプト博物館の Staatliches Museum Agyptischer Kunst Munchen 。石を彫ったものが多い中で目にとまったのは、パピルスに記された古文書。保存状態が良く、数十メートルはあろうかという長さで、ところどころに挿絵のようなイラストが描かれている。絵文字で有名なヒエログリフとは時代が異なるのだろうか、見たことのない文字だった。葦のペンで書いたであろう筆跡が、どことなくサンスクリットの梵字あるいは漢字やハングルなどアジアの文字のように感じた。

R0013646_r

副葬品も多く展示してあったが、あの世でも生活が困らないようにとの想いは世界共通のようだ。精巧なフィギアが当時の生活を伝えている。

R0013643

| コメント (1) | トラックバック (0)

2010年5月28日 (金)

電動バリケード

電動で上下する、バリケード?車止め?下馬碑?何て呼んだらいいのかわからないけれども、ポール状の柵。欧州では各地の、特に都市部で見かける。リモコンで操作するものもあるそうだ。日本にもあるのかな?

R0013676

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月27日 (木)

中庭

ドイツに限らず欧州の街では、通りに面した建物で囲われたブロックの中が中庭状な空間になっているところが多い。多くは住人共用の庭や駐車場になっていたりするのだけれど、カフェテラスやビアガーデンになっていたりと意外な穴場も多い。

写真はそんな中庭に作られた銀行で、私も口座を持つ Stadtsparkasse 。なんと建物の間の空間を天井をガラスで覆い窓口のロビーにしている。正面の建物1階部分にカウンターが見える。

R0012780

概してこの手の中庭に通ずる入口はわかりにくいものだが、大通りから床に光のライン(写真では青い光)が走っていて、たどっていけば窓口に行けるというアイディアもユニーク。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月26日 (水)

プロダクトのツヤ

以前ツヤ消しポルシェの記事を書いたが、

前の記事(11月)はこちら

今回はツヤ消しバイク。エンジンまで徹底してマットブラック。ワルっぽく見えるのが価値なのかもしれない。

R0013580

車などに限らず、一般的にプロダクトはツヤがあるものが多いのはなぜだろう。新しいモノとしての記号がそこにあるから?輝きのある未来の生活を夢見るから?もちろん傷や汚れがつきにくいといった機能的意味合いも多分にあるのだけれど。

話がポルシェに戻るが、以前に博物館の片隅で放置されているかのように展示されてる初期の911を見たのだけど、無塗装で板金の磨きでツヤを出していた。凹みや歪みが一発でバレるので、妙なごまかし無しの真剣勝負な感じが潔かった。(更に最近の車は樹脂を多用しているのでこうはいかない)

R0012642

ツヤの延長線上にはこういった素材感や技術力の表現があるかもしれない。そういう意味でツヤ消しは近代化のアンチテーゼとしての意味合いがあり、明るい未来を根拠なしに楽観する志向に対する社会的警鐘とすれば、確かにワルっぽい感じも説明がつく。

いや、考えすぎた。単にカッコいいと思えたら、それでいいじゃん。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月25日 (火)

グローバルデザイン

インスタレーションとして壁紙にラッピングされた公共設備を見かけた。全く価値の異なるものに見えるので不思議な感じ。

R0013067

ダマスク模様(Damask)と呼ばれるこの模様、インテリアやファッションなどのファブリックのデザインでは定番のひとつとして用いられている。なんとなく懐かしい感じがするのは和柄にも緞子(どんす)と呼ばれる似たものがあるから。なんと共に起源は同じ中国は宋時代の模様らしい。千年以上もの間、人々に愛され、そして世界中に広まったデザインってすごいと思いませんか?これこそ真のグローバルデザインなのかも。

ちなみに、このダマスク模様、シリアのダマスカス経由で欧州入りしたのでそう呼ばれるらしい。よく考えると中東-中国-日本はシルクロードでつながっていた。文化の流通おそるべし。

関連記事サイトへのリンクはこちら

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月24日 (月)

群れでやってくる 2

自分はミュンヘンのほぼ中心に住んでいるのだけれど、車で30分ほど行った郊外では写真のような羊の群れをみることができる。この時はものすごい数と鳴き声で、少しひるんだほど。

R0013683_r

観察すると、みんな好き勝手に単独行動しているように見えて、なんとなく群れの流れに従っている。常に騒がしく鳴いているのは、互いの位置確認や群れのばらつき度合いを聴覚で確認しているのかもしれない。鳴き声は、例えば若い女性から中年のオヤジまで幅広い世代の男女100人に「めええ」と好き勝手に大声でしゃべらせると、おそらくこの時に聞いた感じに近いと思う。最初は冗談抜きで、何かのイベントで群衆が歓声をあげているのかと思ったほど。

ところで、中央に座り込んだ子羊がいるのが解るだろうか。是非、拡大して見て欲しい。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月22日 (土)

フック

こちらのタオル類には、必ずと言っていいほど短辺にラベルを兼ねたフック掛けが付いている。写真は我が家のバスタオル。キッチンタオルに至っては店で引っ掛けて売っていることも多い。

R0013638_r

ドイツの伝統的なレストランやビアホールの壁面を見ると、上着やコートを引っ掛けるための多数のフックがあることに気付く。便利なのかもしれないが、下品な感じがして美しくないし、服が傷みそうだし、どうも馴染めない。自分の部屋にもコート掛けがあるのだが、マフラーやストールを掛けることはあっても、決して服を「引っ掛ける」ようなことはしない。

前の記事(09年11月)はこちら

フックに引っ掛ける文化というのがあるのか知らないが、文化的差異に近い違和感を感じる。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月21日 (金)

ミュージアム巡り31 市庁舎

街の中心にあるミュンヘン市庁舎(なぜか古いのに新市庁舎と呼ぶ)の1階にあるギャラリー Rathausgalerie。目の前は観光客で埋め尽くされるマリエンプラッツなのに、一歩入ればその喧騒が幻だったかのように人っ気がなく静か。存在は薄々知っていたのだけれど、なかなか入口が見つけることができなかった。

R0012788

R0012787

企画展示は板材を使った3Dアートで、でかいダイヤモンドなどが転がっていた。また、あまり見たことのない合板(床材かな)のカット面が様々な表情を出していて興味深かった。

R0012784 

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月20日 (木)

ポスト

赤く気品を感じるポストは郵便制度の発祥の地イギリスで、日本がお手本にしたせいもあって懐かしい感じがする。黄色で機能本位な感じのデザインはドイツのもの。そして最後の落書きだらけの、でもどこか愛嬌のあるのはイタリア。どれも大切な郵便物を入れる気にならないのはなぜだろうか。

R0011383

R0012284 

R0012992

最後に手書きで手紙を書いたのはいつだろうか。ポストを見ると、いつもそう思う。このブログもそうなのだけれど、Eメールや書類などの作文作業がデジタル化した時から、思いついた事をダーっと打ちこんで、後で修正していくのが基本的なスタイルとなってしまった。紙の質感、ペンの筆触、右脳と左脳がせめぎ合う長文推敲、全て失われつつある感覚かもしれない。

もともと文字は手で書く時も読む時も声に出していたのが、グーテンベルク(ドイツのエンジニア)による印刷技術の発明によって本が大量生産され、それを機に人々は音読をやめて黙読するようになったと言われている。技術がメディアを変え、それは所作や感覚をも変えていく。これを進化と言うのか退化と言うのか。そして人々が書くのをやめた時に人間の何がどう変わるのだろうか。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月19日 (水)

雨の質感

広面積のシャワーヘッドは日本や米国のホテルで出会ったことはなく、なぜか欧州だけでめぐり会う。写真はその中でもかなり原始的なもので、釘で空けたような穴がかなりプリミティブ。蛇口を閉めてもヘッドの中に溜まった水がしばらくボタボタと流れ出る。

R0013359

でもこのシャワーの良いところは肌触り、雨にあたっているかのような質感と言えばいいのだろうか。決して機能的ではないのかもしれないが、不思議と広い空間にいるような錯覚と共に放心されるのだ。最新の商品には天井に同ツラでビルトインされたものや、写真のようにLEDの照明が内蔵されたもの(こうなれば狐の嫁入り体験か)などがある。

R0013143

| コメント (1) | トラックバック (0)

2010年5月18日 (火)

Miniじゃなきゃ

だったら最初っから大きいの買えばいいじゃん、と思わず声に出してしまった。

R0013063

まあ、でもこれはこれでMiniの価値。どうしてもMiniじゃなきゃヤだったのだろう。どうやら何かのキャンペーンに使っている様子。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月17日 (月)

タイヤのデザイン

タイヤのデザインをしているデザイナーもたくさんいるに違いない。その仕事の大半は溝のグラフィックパターンだろう。タイヤの性能、引いては人の命を左右する重要な仕事でもある。写真のような軽いノリのデザインでは本当はすまされないだろう。

R0012443

タイヤといえば、以前行った博物館で見つけたのだけれど、初期の自転車の開発過程で行われたのであろう様々なスタディが展示してあった。こういう部分にデザイナーがクリエイティブを発揮する時代は、もうやってこないのだろうか。

R0012665

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月15日 (土)

農耕用

あまりの大きさの乗物が、あまりに普通に信号待ちしていた。タイヤは人の背丈ほどある。こんなのが街の中心部を走ってもいいのだろうか。というか、なぜここに?農耕用だよね、これ?

R0013608_r

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月14日 (金)

低くて長くて古くて新しい

妙に低くてやたら長いプロポーション、そして古い様式のようで何か新しい、何とも形容しがたいデザインの車に遭遇した。いったい何者?どこ製?

R0013358

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月13日 (木)

フェスティバル 大人編

大人がフェスティバルに来る目的は、もちろんビール。秋の本番には及ばないけれど、ビアホールのテントが2~3個たっていた。トラディショナルな格好をしている人を良く見かけるが、ほとんどがお客さん。老若男女を問わず、みんなキメて来ている。

R0013623_r

テントの中はこんな感じ。みんな1リットルのジョッキで飲んでいる。やっぱり平日なので少し寂しい感じ、かな。それとも夜遅くなれば盛り上がるのだろうか。噂によるとオクトーバーフェストでは全員イスの上で踊るらしいが。

R0013619_r

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月12日 (水)

フェスティバル お子様編

オクトーバーフェストのミニチュア版っぽいのが同じ Theresienwiese でやっていた。どちらかというと仮設の遊園地がメインの感じだったので、平日の夜7時くらいで、しかも天気がイマイチだったせいで閑散としていた。それでも面白かったのが、昔ながらのシンプルでプリミティブな遊具が多いこと。まずはブランコ。ぐるぐる回るだけ(籐のイスがカッコいい)のと、自力で前後に揺らすだけのもの(これで金をとるか)。

R0013616_r

R0013621_r

かなり大がかりな設備なんだけれど、上まで長~い階段を上がってシートを尻に滑り降りるだけの滑り台。スケールのわりに超シンプル。それでもバイエルン風の飾りつけが誇らしげ。

R0013614_r

そしてそのフェスティバルではないのだけれど、街角でイベントをやっていた時に見つけた釘打ちゲーム。一発づつ交互に打って先に打ちこんだ人が勝ちという、いたってプリミティブな遊び。もともと大人がパーティなどでやるものだそうだけど、これはお子様編、10発づつ打っていた。おそらく数百年単位の歴史があるんじゃないだろうか、これは。

R0013627_r

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月11日 (火)

アスパラ

この季節になると店頭に並ぶ白アスパラ spargel 。日本のアスパラの概念とはかなり違って、大きく、硬く、香りが強く、味が濃い(こちらの食材の共通点かも)。スーパーや八百屋だけでなく、街角にも特設スタンドが出る。

R0013640_r

R0013635_r

大きさが伝わらないのでティースプーンと並べてみました。香りは、皮をむいたあと手にしばらく匂いが残ってしまうくらい強烈。味は、茹でるだけで何もつけなくても食べれるくらいしっかりしている。

そしてレストランでもこの時期一押しメニュー。写ってないけど生ハムとのコンビネーションが最高で、ビールやワインのお供にぴったり。ああ幸せ。

R0013654_r

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月10日 (月)

刃物

とあるカフェにて。かわいい形のナイフ。また使いにくいんだなこれが、切れないし。

R0012612

何人かの在留邦人から「ドイツの刃物は切れない」「日本製のほうが安くて質が良い」という話を聞いた。刃物の街ゾーリンゲンやヘンケルス社、ブラウンのシェイバーなど、ドイツの刃物は優れているイメージがあるので面食らうのだけれど、もしかすると刃物の評価基準が違うのかもしれない。力をかけなくてもサクッと切れるか、骨ごと力ずくでドスッと切れるか、とか。そういえば以前来日したドイツの知人が和包丁と砥石を買うというので、銀座の店まで案内したことがあったっけ。日本刀と同じプロセスで作られたものにこだわっていたので、値段もかなり高かったのを覚えている。ドイツ製にない何かがあったのだろう。

ちなみに写真のナイフはどこ製か見てないので、本文と直接関係ありませんのであしからず。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月 8日 (土)

ジョッキキープ

ボトルキープではなくジョッキキープの棚。さすがはドイツ。そして、ちゃんと鍵もついてる。ライオン(Lowen)マークで有名なビール(たぶん日本にも入ってきてる)のビアホールにて。

R0012302

R0012303

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月 7日 (金)

ミュージアム巡り30 イタリアン

先月のミラノサローネの会場のひとつになっていた La Triennale di Milano では、常設展としてイタリア歴代のデザインやアートを展示していた。中に飛行機の模型、おもちゃではなくたぶんコンセプトモックのようなもの、があった。金属製で、かなり大きい。

R0013340

どう見てもカッコ優先、イタリアンな雰囲気がいい感じ。「紅の豚」とかに出てきそうな。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月 6日 (木)

ミュージアム巡り29 ダビンチ

今まで何十人ものエンジニアの方々と仕事をしてきたが、優れたエンジニアだと感じる人には共通点がある。それはポジティブであること。課題に対して「これコレこうだからできない」と多くのエンジニアが言う中で、優れたエンジニアは「こうすればできないだろうか」と建設的な意見を出す。そういったことをダビンチのスケッチから復元した模型を前に、ぼんやりと考えた。

ここは先月訪れたミラノのMuseo Nazionale della Scienza e della Tecnologia、最後の晩餐で有名な教会の近くにある博物館。

R0013549

R0013535

一方、プロダクトデザイナーに求められる能力のひとつに、「夢をみるチカラ」というのがあると思う。「夢をかたちに」するのがデザイナーの仕事だとすれば、そもそも夢がなければかたちにもできやしない。「昨日の夢は今日の希望、そして明日の現実に」と言ったのは誰だったか。常にポジティブに前を向いて生きていきたいものだ、デザイナーとして。そして人間として。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月 5日 (水)

ミュージアム巡り28 地下鉄の駅

Lenbachhaus-Kunstbauは地下鉄のホームの真上に作られたギャラリー。反射して少しわかりにくいのだけれど写真の上にガラス越しにギャラリーが、下にホームが見えている。

R0012850

こちらの地下鉄の駅は、駅によって個性があるところが多く、このKonigs-platz駅周辺はミュージアムなどが立ち並ぶエリアなので、その環境に合わせたのだろう。ギャラリー内は、やっぱりホームの上だけあって細長いのだけれど、十分なスペースと設備のために地下であることを忘れてしまう。

R0012851

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月 4日 (火)

ドライフルーツ

ドライフルーツを若い頃は全く理解できなかった。そして今でも苦手なものもあるのだけれど。写真はそんなドライフルーツの専門店で、そんなジャンルの店が存在することに、そしてその種類の多いことに驚いた。確かにクリスマス前になるとあちこちで見かけるシュトーレン(昨年紹介し損ねたが日持ちする固いフルーツケーキみたいなの)をはじめとするドイツ菓子やパンなどに多く使われている。確かハーブティーにも使われていたはず。長い冬に備えた保存食として発達したのかもしれない。

R0012611

最近発見したのが、甘ったるいはずの干しブドウがワインと合うこと。まあ元は同じブドウなので相性も何もないけれど。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月 3日 (月)

以前、博物館で悲しい剥製の姿で見た美しい鳥が、リアルに目の前に現れ一声鳴いて飛び去った。一瞬の出来事だったのだけれど、印象的なその姿は鮮明に記憶に残った。本物はもっと全体に張りがあって優美だった。このように日本では見ない種類の鳥を見る機会が多いのだが、体が大きいもの、声が大きいものが多い気がする。ドイツ人のように、いや失礼。(街の中に住んでいても、本当に鳥の声で朝は目が覚める)

R0011250

郊外に行くと小動物に出くわすことがあるのだけど、やっぱりデカく感じる。日本で見てきた種類が小さすぎるのか?すぐ近くで見たわけではないので確かではないが、リスは子猫くらい、ウサギは子犬くらいあるんじゃないだろうか。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月 1日 (土)

群れでやってくる

今日から5月、ミュンヘンに越してきてちょうど半年となる。来た当初は寒く暗くなる一方で精神的にも不健全になりがちな日々だったけれど、今はその逆、日々暖かく明るくなるばかり。夜はサマータイムのおかげで9時くらいまで明るいし、本当に良い季節を迎えようとしている。

そして新たに経験する季節で気付いたことのひとつに、花たちは群れでやってくる、ということがある。まずは会社の近くの公園のたんぽぽ。どちらかというとポツポツ咲くイメージだったのだけれど、歩く場所を選んでいられないほど。その他良く見ると名前の知らない白や紫の花たちも、結構群れてる。

R0013601

自分の中の春の心象風景として、春先に田畑一面に広がるレンゲの花のイメージがあるのだけれど(奈良は今でもそうなのだろうか)、それでもこういった生命力あふれる群れのイメージではない。パワーというかエネルギーというか、情緒というか風情というか、その違いを写真や言葉で上手く説明できないのだけれど。

R0013567

そして藤の群れに蝕まれるアパート。これはミラノの街中なのだけれど、よく観察すると元はひとつの露地植えで、隣接する庭にも多くの花房を下げていた。どうやら4階までオーナーが苦労して延ばしたものと推測される。南ドイツでは藤はあまり見ないが、北イタリアではあちこちで見かけた。

その他にも様々な花たちが一気に群れで押し寄せてくることを実感する春になりにけるかも。

| コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年4月 | トップページ | 2010年6月 »