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2011年10月

2011年10月31日 (月)

ミュージアム巡り108 悲劇

Topographie des Terrors は、ナチ時代と冷戦時代とで悲劇が繰り返された場所として、関連する資料を展示するベルリンの施設。日本のガイドブックでは何と訳しているのだろうか、直訳すると「恐怖の地誌」だろうけど。確かに発掘現場風にナチ時代の施設の遺構を見せる屋外展示もあった。

東西ドイツ統一後、資金や組織団体の問題などいろいろあって当初の Peter Zumthor( 過去の関連記事 )への依頼がボツになり、別の地元建築家の案で昨年完成したばかりとのこと。確かに急ごしらえ&ローコスト感が否めないけれど、すっきりとしたモダンな建築だ。

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施設のすぐ前にはベルリンの壁が残されている。今でもその冷酷な表情は変わらない。

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その隣りは、建築家の名を冠した Martin Gropius Bau というレンガ造りのミュージアム。といっても、バウハウスの Walter Gropius ではないので念のため。

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2011年10月29日 (土)

促す落書

単なる主張ではなく、何かしら行為を促すような落書きに出くわすことがある。まあ、彼らにとっては、それが主張なのだろうけど。

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2011年10月28日 (金)

RECARO

ルフトハンザはドイツ国内をはじめとした近距離線を中心に、今年になって急速に機内リフレッシュを展開している。LED照明やフロアカーペットはもちろん、シートも全面変更している。

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シートの変更は小型化による空間確保と、軽量化による輸送コスト低減が主な目的だろう。クッションの薄い、けれど微妙な三次元形状をした座面と背面、リクライニングを廃したシンプルな構造、シートポケットの簡素化による足元空間の確保、などなど様々な工夫がなされている。確かに欧州内だと所詮1~2時間程度の飛行が中心なので、理にかなった提案だ。

手がけたのはRECAROというドイツのシートメーカーで、車好きの人には有名なブランド。最近ではチャイルドシートやベビーカーのシェアも高いらしい。快適性と小型軽量化のノウハウを、製品ラインナップにフルに生かしているに違いない。

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2011年10月27日 (木)

爆発系

爆発したような表現のフロアライト。プレス板金を緻密に三次元レイアウトしたデザインは、意外なほどシンプルな構造をしている。

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そしてべスパの例のやつも、見ようによっては同じ爆発系。

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2011年10月26日 (水)

ガラスの街

ガラスの街。メタファーとしてではなく、ミネラルウオーターのボトルに刻された確かな質感を伴う、かわいい街。

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2011年10月25日 (火)

再生紙

こちらで卵のパッケージといえば、今でも日本では使われているのだろうか、なつかしい再生紙。ドイツらしく分厚くて頑丈なのと、フタがL型になっているところが少し違っているけれど、基本は同じだ。ただし一個だけ抜いて買う人がいる為に、買う前に6個入っているかどうかを開けて確かめなくてはならないのはドイツ流。

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そして、そんな再生紙を使った照明にロンドンで遭遇。確かにユニークだけど、この素材を部屋に置きたいと思うかなあ?そもそも白熱電球だけど、燃えたりしないのかなあ?そして何よりも、カッコいいのかなあ?

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2011年10月24日 (月)

きら

パッチワーク状の古い鉄扉なのだけど、ツヤ消しに少しきら(雲母)が入ったような塗装との組み合わせにグッときた。

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少し雰囲気が違うけど、展示会の案内で上記に似た質感のものがあった。ツヤを消したパールっぽいきら感が、カッコいい。そういえば唐長の和紙にも、こういう質感の色があったはずだ。今、とても気になる。

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2011年10月22日 (土)

幽閉

外に出たいのだろうか。まるで幽閉された姫のようだ。待ってろよ、今、助けに行くから。

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2011年10月21日 (金)

宙を舞う文字

通りかかった倉庫の中で見つけた、アルファベットが宙に舞うインスタレーション。ファッション関係だろうか、何かイベントがあったようだ。こういう古いけれども大きな空間があるのは、ドイツならではかもしれない。

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2011年10月20日 (木)

手触り

いかにも南ドイツ的な、固い木を削って造った玩具を買った。子供が持つと手に余るかもしれないけれど、大人が持つと心地よい大きさ。手加工なのだろう、多少いびつな角Rや壁面に残るノミの跡の手触りも、また気持ちがよい。テーブルに置きっぱなしにして時々いじっているけれど、今のところまだ飽きない。

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2011年10月19日 (水)

ミュージアム巡り107 雨、蒸気、速度

ターナーの Rain, Steam and Speed。これを再び見たくて London National Gallary を、毎度のことながら閉館間際に訪れた。霧雨のテムズ河を渡る機関車は、当時は最先端技術だったにちがいない。そしてこの表現を確立したターナーは、印象派よりも前の画家であったことが驚きである( 過去の関連記事 )。

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多くのビジターで賑わうミュージアムの中で見つけた、静かで素敵な空間。

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そして、ミュージアムを出たところにあったインスタレーションは、まさに垂直の庭。まるで絵画のよう。

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2011年10月18日 (火)

赤信号

何だかエラそうにしている赤信号。パリの街角にて。( 過去の関連記事

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2011年10月17日 (月)

ミッドセンチュリー

イタリアB&B社のミッドセンチュリーなカウチ。しかもヒモでつながれたボール状のオットマン付き。写真では見たことがあったけれど、実物を見たのはこれが初めてだ。伝わらないだろうけど、その巨大なこと。多くの家ではドアから入れられないのではないだろうか。四畳半だと部屋がこれだけで一杯になってしまうかも。シンプル全盛のモダンインテリアに飽きた方、あるいは、おおらかだった時代を感じたい方は是非、ご家庭におひとつ。

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2011年10月15日 (土)

ぼこぼこ

さてこれは何でしょう?正解は車の屋根。しかもBMWの7シリーズ。どこかできっと雹(ひょう)に遭ったに違いない。聞くところによると、ゴルフボール大のものが降ることがあるらしい。それでもちゃんとピカピカに磨いて乗っているところが、見る者の涙を誘うのでございました。

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2011年10月14日 (金)

ストリートのグラフィック

英国のグラフィックは質が高いと以前書いたことがあるが( 過去の関連記事 )、ロンドンの街では特にポップなグラフィックに出会うことが多く、土壌のしっかりしたところに生える草はやっぱり違うなあと感じる。

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そして、それはストリートでも体感できる。いわゆる落書きだ。

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これは質も何もないだろうと言われそうだが、個人的にはかなり高いレベル。

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そして、こうなったら落書きレベルでなく作品。どことなく覆面レスラーの容貌。

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と思ったら、近くの露天で覆面を売っていた。これが例の暴動騒ぎと関係ないことを祈る。

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2011年10月13日 (木)

ロンドンのウイット

ジョークについては以前に書いたが( 過去の関連記事 )、ウイットの効いたファニチャやインテリアがちらほらするところもロンドン。もちろん、得意のグラフィカルなデザインも健在。

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こちらは人工大理石を使ったチェア。座るのに勇気が必要。

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壁にもたれかかるようなポップな棚も、見る者をニヤリとさせる。

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2011年10月12日 (水)

ミュージアム巡り106 チェーンソー

出張の度にアウトバーンで、それこそ何十回と通り過ぎてはいるものの、一度も降りたことがなかった街 Landsberg am Lech。気まぐれで行ってみると、意外とチャーミングな街だった。ここはそこの城壁内の旧市街にある Neues Stadtmuseumで、モダンアートの企画展をやっていた。

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このアーティストは、なんとチェーンソーを使って木材を切りだして造形している。なので作品は自ずと多面体のようなモダンなイメージ。しかもメッセージ性が強く、多くが彩色されていることもあってかなり個性的だった。

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2011年10月11日 (火)

トラバント

ベルリンで見たトラバントたち。妙に小奇麗にリフレッシュしてあったので逆に残念。観光用のレンタカーかな、これは。

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トラバントは旧東ドイツ時代の大衆車で、2ストロークのエンジン。実際走っているのを見たけど、バタバタと車らしからぬ音だった。ボディは段ボールでできているとの話を昔に聞いた事があるけれど、調べてみると紙を含む繊維を使ったFRPとのこと。そして排ガス規制などで今は乗れないはずなのが、ドイツ流の理屈でなぜか対象外になっているらしい。

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2011年10月10日 (月)

押出し材

アルミの押し出し材を使ったテレビのリモコン。アルミ部分を下にスライドすると10キーが現れる。いかにも欧州のハイエンド家電、と思ったら日本製だった。日本の店頭にも同じものがあるのだろうか?

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2011年10月 8日 (土)

ホットスポット

日差しがありがたいこの頃。ホットスポットにテーブルを出して陽を楽しむ気持ちがよくわかる。

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2011年10月 7日 (金)

ミュージアム巡り105 エクスペリエンス

ロンドンのハイドパークにある Serpentine Gallerry の敷地に、毎年夏季限定で建てられる建築がある。かつてSANAAや伊東豊雄、Zaha Hadidd や Frank Gehry といったプリツカークラスの建築家( 過去の関連記事 )がこのプロジェクトに参加していて、今年は Peter Zumthor ( 過去の関連記事 )だった。

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外から見ると黒くて四角い塊なのだけれど、実はこの建築は四方を取り囲む壁のような回廊によって中庭を創出する為の装置なのである。上空から見下ろすと、きっと咲き乱れる植物たちを描いた絵画を収めた黒い額縁のように見えるに違いない。建築としては確かに暗く細い廊下が黒い壁の中に内蔵されてはいるものの、それはむしろ中庭を際立たせるために感覚をリセットさせるアプローチにすぎない。これはまさにエクスペリエンスの建築だ。

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2011年10月 6日 (木)

ホップ

オクトーバーフェストが終わった( 過去の関連記事 )。今年も記録更新で来場者は700万人とのことだ。アパートが会場の近くということもあって、深夜の酔っ払いの騒ぎやガレージ前に違法駐車する車で悩まされていたので、正直ほっとしている。

ところでこの時期、ビアホールやレストランではビールの新酒を祝して店先にホップを飾るところが多い。まるで日本の酒屋の杉玉のようだ。

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2011年10月 5日 (水)

ストラクチャ その2

樹脂を3D造形できる装置が進化したおかげで、従来の成型方法では生まれ得なかった構造のデザインを目にすることが増え、今回の London Design Week でも多くの提案が見られた。写真はミラノサローネでも展示のあった照明で、複雑な可動パーツによる構成に関わらず、なんと一体で成形されている。

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この技術を使った提案は、最近なぜか照明のデザインに際立って多く見られる。

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そんな中、ファニチャの世界でも提案がちらほら見られるようになった。こちらはスツールの提案。

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そして ファッションの世界も例外にはならないようだ。確かに材料によっては可能性を秘めた提案なのかもしれない。

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2011年10月 4日 (火)

ストラクチャ その1

もし構造自体がデザインの本質だとしたら、それを創造することから始めないと革新は望めない。そんなことを考えさせられる展示が、今年の London Design Festival では際立って感じた。特にV&A (Victoria & Albert museum 過去の関連記事 ) での展示は、エントランスのインスタレーションからしてそれを象徴している。

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半透明の樹脂のチェアは、複雑に押出した形状をカットしたようなユニークな構造。どことなく霜柱を想起する。

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そして鉄塔( 過去の関連記事 )のデザインコンペの受賞作品を展示する一画もあった。提案によっては必ずしも鉄であるわけではないので「送電塔」と呼ぶのが正しいのかもしれない。無駄の無い美しい構造であることはもちろん、ランドスケープとしてどうあるべきかが問われるスケールの大きいデザインテーマだ。ここでは古い絵画の常設展示とのコントラストが不思議な空間になっていた。

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なぜか企画展会場の入口にそびえるキングコングも、どことなく構造的。ちなみにワイヤー状の突起は全てハンガーのフック。

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2011年10月 3日 (月)

多目的

マックスビルのウルムスツールを買った。彼がウルム造形大学を設立した時に、学生の為に自らデザインしたもの。当時の写真アーカイブを見ると、学生たちと屋外に持ち出して講義を行っている様子や、カフェテリアで使っている様子などが伺える。逆さまにしてバーを持って移動したり、横(コの字型)にすると5センチほど低くなるので女性が座るにはちょうど良いようだ。またその状態で本棚にしたりサイドテーブルにしたりと、実に多目的に使われている。

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現在復刻されているものは値段もピンキリで、様々な工房やメーカーが様々な素材で作っている。写真のものは決して上モノではないけれど、個人的にはウルムで買ったというところに価値があるかな。 ( 過去の関連記事

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2011年10月 1日 (土)

個性

アラブ系の食材店で見た謎の物体。果物?サボテン?形にしろ色にしろ、個性というか個体差がかなりある。どんな味なんだろう、食べてみたいとは思わないけど。

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