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2011年11月

2011年11月30日 (水)

水平であるということ

水平部分がほとんど無いけど、一応は棚らしい。確かに考えてみると、本当に水平であることが求められるモノというのは、実は我々の身の回りにはさほど多くないのではないだろうか。水平に頼ってしまう感覚を、時にはリセットすることが必要なのかもしれない。まるで荒川修作みたいだけど。

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2011年11月29日 (火)

ミュージアム巡り117 きよしこの夜

アドベントを迎え、街にはクリスマスマーケットやツリーが立って雰囲気が出だしたけれど、ここは隣国オーストリアの「きよしこの夜」の曲が生まれた地。200年ほど前に生まれたこの曲には、美しい誕生秘話があった( 関連する外部サイトにリンク )。

しかしその舞台となった教会は戦前に洪水で流されてしまい、その跡地に建てられた小さいお堂のような建物が、「きよしこの夜礼拝堂」 Stille Nacht Kapelleと呼ばれている。

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隣接する「きよしこの夜ミュージアム」 Stille Nachat & Heimatmuseumには、その曲に関連する資料などが置かれている。

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礼拝堂のすぐ前は、ドイツ(正面に島状に見えている)との国境でもある大きくU字型に蛇行する川。これでは確かに、水量が増して流れが強まるとまさに直撃。洪水が起きるのも無理が無い。もちろん今は、頑丈な堤防が築かれてはいるけれど。

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2011年11月28日 (月)

オマージュ

コンクリート製のLC2。コルビジェへのオマージュなのだろうか。素材が変わっても全く違和感を感じないのは、そのシンプルモダンなデザインとの相性なのかもしれない。( 過去の関連記事

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2011年11月26日 (土)

アイアンワーク

教会でみかけたアイアンワーク( 過去の関連記事 )が、少しかわいかったもので。

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街の雑貨屋で買ったウインドベル(風鈴?)が同じようなテクニックでできているように見えるのは、宗教関係で栄えた産業が斜陽した際に、発達した技術や職人が民間に転じて生まれたものだからではないかと、勝手に想像してみる。

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2011年11月25日 (金)

ミュージアム巡り116 暮らしの歴史

ブルージュのシリーズ最後は民俗博物館 Museum voor Volkskunde。暮らしの歴史博物館と言ったほうが内容に合っているかな。そしてこの長屋のようなレンガ造りの建物そのものも、貴重な展示物と言える。

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当時の靴職人は、革靴だけとは限らなかったようだ。例えば木靴。隣国オランダだけではなく北海に面した低地一帯で普及した、湿地を歩くのに適した道具だ。泥に沈むことなく、泥が付いて重くならず、泥の水分や冷たさを伝えない履物。

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やはりここでもボビンレース。内職目的なのだろうか、生活と密着していたようだ( 過去の関連記事 )。

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ミュージアムの一画は古い酒場を再現した本物のバーになっていて、店の名は「黒猫」。部屋には本物の黒猫がいたので、お互いにびっくりした。

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2011年11月24日 (木)

三角屋根

ブルージュの街は、ロンドンに少し似たレンガ積みの小振りな建物が多い。ドイツだともっと大振り(レンガ自体も巨大)で、壁には必ず色を塗るだろう。そして階段状の三角屋根も、フランドル地方特有の個性がある。

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そんな建物のひとつのホテルに泊まった。しかもその三角形部分の、カッコよくいうとペントハウス、でも実際は屋根裏部屋。壁はレンガでも屋根の骨組みは木製で、天井を張らないとこんなワイルドな空間となる。

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無理矢理バスルームを作ったらしく、つじつまの合わないディテールもまた「味わい」ということにしよう。

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2011年11月23日 (水)

ミュージアム巡り115 修道院

ブルージュの第3弾は、世界遺産にもなっている修道院 Begijnhof。今でも修道女たちが、昔ながらの質素でつつましい生活をしているとのことだ。観光客がドヤドヤ入っていって、さぞかし迷惑なことだろう。

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そして、その一部がミュージアムとして公開されているので入ってみた(やっぱり観光客)。この暖炉のタイルはデルフトだ。

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ここでもやっぱりレースの展示があって、教会との関連が深いように感じた( 過去の関連記事 )。

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2011年11月22日 (火)

パッケージ

照明のパッケージかと思いきや、プロダクトそのものでした。先日の卵パッケージ( 過去の関連記事 )と共通点を感じるけれど、こちらはもっとモダンでエコ・アンフレンドリーだ。これらのコンセプトの背景には、いったい何があるのだろうか。

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2011年11月21日 (月)

いとへん

ミュンヘンの環状道路の上に最近できた鼓(つづみ)状のオブジェは、トラムの転回スペースを利用していて、そしてどこか神戸タワーを思い出させる。

「組む、編む、織る、紡ぐ、結ぶ、絡む、縫う」といった、長い人類の歴史を通じて身につけた手先の技と感覚に基づいたモノを「いとへん」のデザインと呼んで、昔に論文とデザイン提案をしたことがあるが、これもその一例と言えるだろう。視覚だけであっても、我々のDNAの奥深くにインプットされているそれら情報に、きっとアクセスしているにちがいない。

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奥に少し写っている建築はホテルで、近づくとこんな感じ。やはり「いとへん」系だ。

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2011年11月19日 (土)

ミュージアム巡り114 チョコレート

ベルギーのブルージュは、街中レース屋さんとチョコレート屋さんだらけ。ということで、次は中心部にあるチョコレート博物館 choco-story。

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チョコレートは紀元前、マヤ文明の歴史から始まる。儀式などで使われる特別な飲み物だったようだ。

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新大陸を発見したコロンブスが欧州に持ち帰ってから進化普及したそうだけど、近年までの長らくの間は暖めて飲むものだったとのことだ。なので、今は見ないような専用食器が多く展示してあった。かき混ぜ棒のようなものが上から刺さっているものも多い。

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そして近年になって普及したという固形チョコも、様々な型が展示してあった。

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ブルージュからは離れているけれど、首都ブリュッセルの街角で見かけたのは、そんなチョコレートにベルギーワッフル、そして小便小僧といった名物をハイブリッド化したもの。少し怖い。

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2011年11月18日 (金)

ミュージアム巡り113 レース

フランドル地方はレースが有名、ということで、ベルギーはブルージュのレースセンター Kantcentrum に行ってみた。かつて修道女の作業と関係があったのだろうか、教会の一部が博物館になっている。

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主流は糸を巻いたボビンを使ったレースで、16世紀以降にフランドル地方で発達したとのことだ。繊細で多様な模様は本当に驚きで、制作に一体どのくらいの手間と時間を費やしたのか想像を絶する。

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ルーブルで見たフェルメールも、ボビンレースを編んでいる若い女性を描いている。彼が活躍したのはオランダのデルフトだけど、当時はベルギーと同じ国だった。しかも当時、レースは発明されて間もない最先端の産業だったとのことだ( 過去の関連記事 )。

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その老後というわけではないけれど、レースセンターではデモンストレーション(というかほとんど地元の手芸教室)をやっていた。多くのピンを立てて、ボビンに巻いた糸を組んでいく方法だけど、どうしてピンを抜いてもバラバラにならないのが不思議で仕方がない。

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2011年11月17日 (木)

ガラス

ミュンヘンの街角に、いつの間にか現れたオブジェ(かな?)はガラス製。こちらでは近年の建築にガラスが多用されているけれど( 過去の関連記事 )、強度性能の進化はもちろん、地震が無いということも理由のひとつだろう。ということで、つい記念撮影。

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2011年11月16日 (水)

ミュージアム巡り112 タンタン

TinTinと書いてタンタンと読む(ああよかった)。マンガがフランス語なのでフランスのキャラかと思っていたけれど、ベルギー生まれだった。その戦前戦後の作品とは思えないほどモダンな表現を確立した作者の名前を冠した Herge Museum は、ブリュッセル郊外の小さな街にある。プリツカー受賞のフランス建築家 Christian de Portzampac によるものだ。

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外観からは捉えどころが無いようなデザインに感じるが、内部空間は複数のセルを繋ぐマンガのコンセプトを具象化したような立体構成。ちょっとテーマに即しすぎてテーマパークっぽいけれど、ユニークでよろしいのではないでしょうか。

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Hergeのスケッチも多数展示されていたけれど、かなりデッサンが上手い。しかも観察眼も鋭く表現も豊かだ。やはり基本ができてないと、良い作品は残せないということだろう。

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隣国オランダにミッフィーがあるように、ここベルギーでは今でも人気のキャラらしく、ブリュッセルなどの街角では様々なキャラクターグッズを売っていた。

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そして、年末にはスピルバーグによって映画化されるとのこと。リアルな3Dアニメなので、どうもオリジナルからの距離、例えて言うならサザエさんの実写版のような、に違和感を感じる。大丈夫かスピルバーグ。

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2011年11月15日 (火)

ラグジュアリー

007で悪役の組織が所有してそうな船。デッキに大きなソファーが見える。これからどこへクルーズするのだろうか。本当のラグジュアリーとは、こういうことなんだ。ロンドンはテムズ河にて。

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2011年11月14日 (月)

ミュージアム巡り111 スリップウエア

イギリス18世紀のスリップウエア。民器(民衆の日常生活のための器)なので、素朴な味わいと温かみを感じる。実はこれはバーナードリーチと濱田庄司が現地で集め、日本に持ち帰ったもののひとつで、貴重なものだ。

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先月末に日本出張した際、泊まった横浜にある「そごう美術館」で行われていた柳宗悦展。いつものように閉館間際に駆け込み、、冒頭いきなり目に飛び込んできたのがこれだ。彼が創設した日本民藝館の収蔵品となっていて、きっと民藝運動のエネルギー源のひとつになったに違いない( 過去の関連記事 )、と思って見るとまた感慨深い。あ、日本なんで写真は撮っちゃだめなんですよね、すみません。

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2011年11月12日 (土)

still life

出かける度に雑貨というか、ガラクタが増えていく。写っているモノは英仏独墺(おう)と、買った国が全て違っていることに、今気がついた。

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2011年11月11日 (金)

ミュージアム巡り110 ミース&コルビジェ

シュツットガルトにある、どこにでもあるような住宅地。でもこの Weissenhof estate と呼ばれる一画は特別だ。それはミースファンデルローエ( 過去の関連記事 )が二次大戦前に計画して、バウハウス時代の同僚グロピウスをはじめ、当時最先端の建築家達にデザインさせたドリームプロジェクトだからだ。

中でもコルビジェ( 過去の関連記事 )のアパートは別格で、今ではミュージアムとして公開されている。

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屋上のスペースも、自然と建築の接点をあいまいに融合させた彼らしい空間に仕立てられている。そしてここからは、シュツットガルトの旧市街を見下ろす事が出来る。

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展示には、現存する建築を含むオリジナルの状態を復元した模型もあった。一番大きいのはミース自身が設計したアパート。

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現存する住宅は、およそ半分の十棟あまり。古い建築にも関わらず、皆さんおしゃれに、そしてていねいに住んでいる感じがまた、美しい。古さを感じないどころか、逆に新しく感じられるから不思議だ。

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2011年11月10日 (木)

重家電

さすがに欧州重電メーカー製、という感じの家電製品。「強いぞ、壊れないぞ」というのは、こちらの主婦には重要なポイントのだろう(主婦とは限らないが)。 この際、これらを「重家電」と呼ぼうではないか。

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2011年11月 9日 (水)

リサイクル

リサイクル、というかリユースの照明。よく見るとメガネなのがわかるだろうか。アートやオブジェ、あるいは問題提起や社会的メッセージとしては興味深いけれど、これは商品になりえるのだろうか?(私は正直言って気持ち悪いと感じるが)そして、これを本当にお金を出して買う人がいるのかと考えると、やっぱりビジネスとしては別次元の提案なんだと思わざるを得ない。

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2011年11月 8日 (火)

ヒットラーの山荘

ドイツ南東の国境近くにある湖 Konig See 周辺は、山深く静かな地域。ここにはヒットラーの為に造られた山荘があって、一般に公開されている。通称は英語では Eagle's Nest、なぜならそれは標高1834mの山頂にあるからだ。

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ここのすごいところは、麓(ふもと)からは崖を削ったような専用の道路があり、山頂近くからは岩盤をくり抜いたトンネルで山荘の真下まで行き、そこから数十人が乗れる豪華な内装のエレベーターで124m上にある山荘まで直行できるのだ。( 関連する外部サイトへリンク )道路は狭く、今では専用のバスでしかアクセスできないものの、当時はほとんど歩くことなく車で山荘に直行できたのだ。何という横着、というか贅沢。ヒットラー本人の指示で造らせたものではないと聞いて、少し安心したけれど。

下の写真はトンネル入口付近で、そこから見渡す風景でも十分に素晴らしい、と感じたのは私だけではないようだった。

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2011年11月 7日 (月)

ミュージアム巡り109 ポルシェ

メルセデス( 過去の関連記事 )の本拠地シュツットガルトにある、もうひとつの車メーカー、ポルシェのミュージアム。建物はガラスやミラーなどで覆われた塊が、数本の柱に支えられながら宙に浮いているような未来的デザインをしている。その柱の中を通るエスカレーターからアプローチする内部空間は、外から見た印象以上に開放的で明るかった。

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そして展示は、やはり他社同様に歴史が中心。それでもスポーツカーに重心を置いたポートフォリオの為なのだろう、男子にとってワクワク度は確実に高い。

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モックアップやクレイモデル、ショーモデルなど、デザイン関係の展示もあった。

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もちろん近年のモデルや最新技術も展示されていて、隣接するショールームとのシームレスな文脈の流れも計算されているように感じた。

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ちなみに昔は、こんなトラクターも作っていたとのこと。これはこれで、またカッコいい。「うちのはポルシェだぜ」って農家のおじさんは自慢してたのだろうか?

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2011年11月 5日 (土)

うねうね

うねうね揺らめくようなオブジェに遭遇。もちろん動かないのだけど、見る角度によっては何となくそう感じるから不思議だ。

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つい、昔見た西武のCMを思い出してしまう( 外部のサイトへリンク )。

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2011年11月 4日 (金)

くねくね

Frank Gehry ( 過去の関連記事 )の、有名な Wiggle Chair。鏡の上に置いているものだから、くねくね×2。

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たまたまだけど、ショップで見かけたELの照明もまた、くねくね。

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2011年11月 3日 (木)

登山鉄道

オーストリアのザルツブルク郊外には、サウンドオブミュージックの舞台にもなった美しい山と湖の地域がある。ミュンヘンから車で2時間弱くらいかな。そしてここは、そんな地域の中のひとつ St. Wolfgang にある山 Schafbergspitze。なんと1783mの山頂まで登山鉄道があって、しかもそれは100歳以上の蒸気機関車だった。

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さすがに急斜面では滑り落ちてしまうのだろう、ギアがレールの間に仕組まれている。確かこれはアプト式と呼んだはずだ。よく見ると荷重のかかる谷側が擦り減ってる、というか、つぶれていた。

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だってこんなに急なんだもの。機関車も大変だ。

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そして頂上からの景色はこんな感じ(これは数週間前だったけど、今は雪に閉ざされているに違いない)。方向的には、ちょうどアルプスの端っこからドイツ方面を見た様子になる。

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2011年11月 2日 (水)

現実と虚構

現実と虚構のマジック。どこが本当の継ぎ合わせなのか、どこが模様なのか。考えていくうちに、どうでもよくなってきた。Don't think, feel だなこれは。

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2011年11月 1日 (火)

古本

古本屋で珍しく雑誌を売っていた。しかも、おフランスもの。

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