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2015年10月

2015年10月29日 (木)

ミュージアム巡り165 印象

マルモッタン美術館は、モネ( 過去の関連記事 )の作品を数多く収蔵することで有名だ。正確には、モネ没後に親族から大量の作品を寄贈され、彼の名を冠して Musée Marmottan Monet と呼ばれている。

場所はパリの中心から少し郊外に位置する静かな高級住宅街で、ブーローニュの森( 過去の関連記事 )もほど近い。なぜこんなところに?しかもこんな普通な建物に?と思えるような違和感を感じるが、それもそのはず、元々は貴族の館だったとのこと。モネの作品は、地下に作られた比較的新しい専用の空間に展示されている。

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そして今秋、都美館にマルモッタン収蔵のモネがやってきて、いくつかは数か月ぶりの再会となった。来日作品の中でも驚いたのが、展覧会のキービジュアルとなっている有名な「印象、日の出」で、マルモッタンで見た時も昔日本に来た時もさして心動かされることはなかったけれど、今回は演出性高い照明効果もあったのだろうか妙に美しく感じて、それこそ印象的だった。

ちなみに後の科学的な分析によって、これを描いた場所も時間も判明しているとのこと。ルアーブルの港に面したホテル(今は大戦時の空襲で跡形も残ってないが)の二階で、1872年11月13日午前7時35分の風景だそうです。

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2015年10月26日 (月)

ケルトの渦巻

港町サン・マロ( 過去の関連記事 )の店先で見かけた渦巻模様。潮の満ち引きの激しいこの地に相応しい模様ではないか。そもそも渦巻は古代から自然界の力、そして命の躍動の表現として広く使われてきている文様である( 過去の関連記事 )。

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三つの巴模様そのものは、比較的欧州では良く見かける模様( 過去の関連記事 )なのだけれど、この場合はどこかケルトの模様に通ずる力強さを感じる( 過去の関連記事 )。文化的背景などを調べてみたいところだ。

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2015年10月21日 (水)

潮の満ち引き

モンサンミッシェル( 過去の関連記事 )の近くにあるサン・マロという街は、基本的に城壁に囲まれた要塞のような島で、陸地からは防波堤のような道路でつながっている。

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城壁の中の旧市街は、石造りの古い建物がひしめきあっている。道路は複雑な迷路状態で、車で移動するには、そして駐車の場所を確保するには悪夢の街だった。

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ここは陸と島の間が大きな港になっていて、信号が赤になったと思ったら遮断機が降りてきて、しばらく待つと目の前を船が横切っていった。

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モンサンミッシェルが近いことから想像できるように、干満差が欧州で最も大きい地域だ。ホテルの部屋から見えた風景も、わずか数時間でこの変化、おそらく軽く10メートル以上の差がある。中世の、おそらくは警護用の施設だったのだろう、歩いて行けるような岩場に建てられた石積みの建物が、潮が満ちると完全な島になってしまっていた。

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2015年10月15日 (木)

シャトルバス

モンサンミッシェル( 過去の関連記事 )の島に行くには、新しいシステムでは遠く離れた駐車場に車を止めてシャトルバス(無料)に乗るか、ひたすら歩くしかない。

バスは電気自動車(たぶん)で、ターミナル間を行ったり来たりするだけだからだろう、前と後ろにそれぞれ運転席があって、まるで小さな電車のようだ。確かに一般道を走るわけでもないしUターンしなくていいので、このほうが効率的なのかもしれない。

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メーカーが確認できなかったけれど低床でバリアフリーな設計で、外観はシンプルな箱っぽい今時のデザインだった。運転席右側の何もない空間が気になるけど、なんだったのだろう?荷物置き場か、あるいはロンドンの旧型ダブルデッカー( 過去の関連記事 )のようにエンジンルームなのだろうか?いや電気だからモーター?それともバッテリー?

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2015年10月12日 (月)

神の磐座

モンサンミッシェルは Mont(山) Saint(聖) Michel(ミカエル)の意味。ミカエルは聖書に出てくる天使の名前で、フランス語でミッシェル、英語でマイケル、イタリア語でミケーレ、ドイツ語でミハエルと、今でも男性名として人気でよく耳にする。じゃあ日本語で言うミカエルって何語?と思って調べると、ヘブライ語。。。なんで?

この山は海岸線があいまいなほどに遠浅な湾に浮かぶ小島で、陸地も同様にフラットな地形が続いている為にかなり遠くからもこの島を望むことができる。( 過去の関連記事

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最近になって埋め立てて作られていた道路を取り壊し、もとの地形に戻して海水が自由に周囲を流れるようにと橋が架けられた。まるで江の島のようだけど、生態系への影響などを考えると確かに環境には優しいのかもしれない。

そして島にそびえる教会の周囲には、へばりつくように家々が密集している。そのほとんどが巡礼者に向けて発達した参道にある土産物屋やレストランやホテルなどだ。そのあたりもほぼ江の島状態と言える。

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ここは島とはいえ急峻な山、しかも近寄るとそれが岩山であることがわかる。そう、この教会はまさに岩の上に建てられているのだ。神の依代(よりしろ)としての磐座(いわくら)に見立てるところは人類共通の感覚なのだろう。日本でも磐座を祀っている神社はいくらでもあるし、三輪山のように山自体がご神体になっている例なども数多い ( もうひとつのブログから )。もしやと思って調べると、江の島も役行者が籠った岩屋があって島全体が聖域だったとのことだ。その由来だろうか、確かに今でも弁財天がある。余談だが。

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教会の中も、急峻な地形に沿って階段が果てしなく続いている。起源は700年頃と言うから、奈良時代くらいになる。その後の増改築を繰り返して今の姿になっているということだ。

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その教会の古い基層部は岩盤がむき出しになっていて、そこが岩山の上に積みあげられて成り立っていることを認識させられる。

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訪れた時はすっかり潮が引いてしまっていて、教会から見渡すこの広大な湾がひとたび満ちれば大西洋に続いていく海となるとはにわか信じ難い風景だった。

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そしてここにそびえる大きな岩の山があったという偶然は、まさに神がかっていると感じざるをえない。

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2015年10月 7日 (水)

実用重視

近所で見かけたこの自転車、フレームががっしりしていて、何やら妙に頑丈そうだ。調べてみると、自転車王国オランダ製だった。実用重視の自転車の種類は、欧州では実に豊富だ。( 過去の関連記事

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2015年10月 1日 (木)

果実酒

リンゴのお酒と言えば、フランクフルト( 過去の関連記事 )にも地酒のようなものがあった。そして北フランスのノルマンディーもリンゴが産地で( 過去の関連記事 )、リンゴ酒の種類も多かった。その中でも代表選手は、やっぱりシードル。

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この地のシードルは発泡性のものが多いようなので、一つ買ってホテルの部屋で飲んでみた。さっぱりしてるかと思いきや、うーん、意外とこってりしていてイメージが違う。

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そしてもうひとつのリンゴ酒、カルバドスは製法的にはブランデー。そして梨を使ったものはポワレ Poire (英語的にはペリー)と呼ばれる。それらをお洒落なパッケージにしてセット売りしていた。

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