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2016年1月

2016年1月27日 (水)

ミュージアム巡り168 ピカソ

昨年パリのマレ地区に1週間ほど滞在した際に、ホテルの近くにあったピカソ美術館に訪れた。前にバルセロナに行った時も同名の美術館があった(なぜか記事にしてなかった)が、さすがにピカソは人気者、という感じだろうか。

こちらは長年にわたって改修のため閉館していたのが、最近リニューアルオープンしたとのことだった。もともと、ここはルイ14世時代の古い館を改装したものということで、外観的には住宅街の環境にも普通に馴染んでいる。部屋から外を見ると、となりのアパートの部屋が見えそうな感じだった。古い時代のガラスのためにひずんで見えるのは、まさかプライバシー配慮の為ではあるまいが。

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内装も古い部分を生かしながら、美術館としてのセキュアな機能を融合させている感じだった。

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この花をモチーフにしたような一連の照明器具は、このミュージアムに向けたオリジナルのデザインなのだろうか。シンプルながら、なかなかカワイイではないか。

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そして新しく仕立てたであろう内装のディテイルも、モダンで素敵。間接照明やLEDを駆使している。

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階段の踊り場のちょっとしたデッドスペースも、リズム感を伴いワクワクするような視覚効果を加えている。

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新旧の造形がせめぎあうディテイルなんかも面白い。こんなの写真撮ってるのは私ぐらいかな。。。

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おっといけない、ピカソだった。

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このデッサンは木炭だろうか、勢いのある線が生々しくてカッコいい。これは欲しい。

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詳しく知らなかったのだけど、彼は様々なスタイルにチャレンジしてる為に、年代が変わるごとに作風や表現手段がバラバラだ。こんな半立体のコラージュも作っている。

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同じく楽器をモチーフにした、こちらは立体のオブジェ。まるで絵からゴロンと飛び出してきたかのようだ。段ボールなんかを使っているけれど、きれいに保存してある。

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これはアートっぽい椅子、ではなくて、椅子をモチーフにしたアート、が正しいのだろう。ちょうど今、世田谷美術館で企画展が行われているフリオ・ゴンザレスというスペインの彫刻家が、パリで出会った同郷のピカソに、鉄の加工方法や表現技術を教えたとのことだ。

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これはスーパーシンプルな鉄の彫刻。すごく新しく感じるし、しかもカッコいいと思う。すごいぞピカソ。

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2016年1月21日 (木)

ゾウの針刺し

この小さなゾウは、ドイツのシュタイフさんがぬいぐるみを作り始めたきっかけとなったものを、レプリカとしてシュタイフ社から出されたもの。親戚の子供たちにプレゼントするために手作りした針刺し人形が元になっているそうだ( 過去の関連記事 )。しかし、これに針を刺すのは心が痛むだろうなあ。ちなみに写真のゾウは昔、eBayで米国から競り落としたもので、確かシリアルナンバーが打たれたパッケージがあったはずだけれど、残念ながら残っていない。

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そしてドイツ時代に行ったシュタイフのミュージアムの写真を見返してみると、入口近くのモニュメントの上に、このゾウらしきものが乗っていることに気付いた。もしかして、このひとのことだったのかしら?

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2016年1月18日 (月)

アナログの発想

フランク・ゲーリーの展示会が、六本木の 2121 Designsite ( 過去の関連記事 )で行われていた。先に紹介したFONDATION LOUIS VUITTON の展示は、これと連携した企画だそうだ。( 過去の関連記事

そして展示。何の説明もなしに見せられて、これが建築模型だと気づく人がはたしているだろうか。

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これは紙で作られたもの。もちろん子供ではなく、ちゃんとしたプロが作った、しかも新築のためのスタディだ。あたかも崩れ去った廃墟かのようなこの模型を見せられたクライアントは、一体どう思っただろうか。

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様々な素材でスタディしている。これは半透明のプラスチック板だろう。メッセージを模索するクリエイティブな過程がほぼアナログの手作業なのが、とても共感できる。実際にゲーリー自身も、デジタルツールでは決してデザインをしないと断言している。

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これは金属の板をカットしたものをイメージして、それをあたかも森のようなボリュームに組み合わせたもの。

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なんと柔らかいフエルトも用いられている。表情がそれぞれ全く異なっていて興味深いが、まるで学生によるスタディのようだ。

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たとえそれがペーパーモデルであったとしても、そのうねる塊から放射されるエネルギーのようなものを感じるのが、まさにゲーリーの造形力。

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断面形状が全て異なるレイヤーを積み重ねたビルのコンセプト。あたかも切り株のようだけど、このままの形で実現したとすると環境的にかなりなビジュアルインパクトになるにちがいない。( 過去の関連記事

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これも同じ建物のコンセプト模型。うねってる、うねってる。

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そして「うねり」と言えばこれ。数年前マンハッタンに建てられて物議をかもした高層マンションのコンセプト。これはこれで実際のものよりはるかに美しい、と私は思うのだが。

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2016年1月13日 (水)

クールなヘッドホン

メカニカルで妙にカッコいいヘッドホン。よく見ると内側にイヤーパッドが無いのは、オープンフローティングと呼ばれる構造で、耳を塞がないでその上にスピーカーを浮かべるような音場設計とのことだ。それってヘッドホンと言うの?とは思うけれど、ちゃんと製品化してしまうところがなかなかチャレンジャーだ。

このAKG(アーカーゲーと読むけれど赤毛とは関係ない)というメーカーは、高級オーディオショップなどで時々見かけることがあって、ずっとドイツ製かと思っていたのだけれど、これを機に調べてみると隣国オーストリアだった。まあ同じ文化圏なのでドイツ並みにエンジニアリングに強いにちがいない。ちなみにこのモデルはK1000と呼ばれているので興味がある方はチェックしてみては?

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2016年1月 7日 (木)

電気仕掛けのハート

電気仕掛けの真っ赤なハート。皆様にとってハートフルでハッピーな年になりますように、ということで。( 過去の関連記事

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2016年1月 4日 (月)

まだまだ現役

今年は申(さる)年ということで欧州的なサルの写真を探してみると、欧州に生息していないせいだろうか、ほぼ無い。唯一あったのが、昔行った Vitra Haus ( 過去の関連記事 )にいたこの子。

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そして今、我が家のソファにはそこのショップで売られていた兄弟がいる。すっかり色褪せてしまったけれど、まだまだ現役。今年もよろしく!

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