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2016年2月

2016年2月29日 (月)

唐草の生命力

以前にも取り上げたことがあるけれど( 過去の関連記事 )、これはすごい、たかが扉のヒンジ金具ですよ、これ。怒涛の如く渦巻きながら、この唐草の模様はその生命のパワーを放って入口を守っているのだろう。

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2016年2月24日 (水)

リチュエル

Rituel (リチュエル) というパリのパン屋さんが都内に出店した、というので買いに行った。エスカルゴと呼ばれるパンオレザンがウリで、私のようなデニッシュ系が好きな人にはたまらない品ぞろえだった。そして確かにおいしかったけれど、おそらく世界で一番高いパンじゃないかな、というお値段だった。。。

ところでこちらの店のロゴやVI計画は Dan Alexander というデザイナーによる新しいものだそうだ。清楚で品がある仕立ては好感がもてる。

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2016年2月18日 (木)

シンプルの対価

この写真を見て「お!」と思った人は、おそらくプロダクトデザイナーかミュージシャンのどちらか。これは知る人ぞ知るスウェーデンのシンセサイザー。小さいくせして10万円くらいするので、逆にシンプルすぎるデザインあるいは質感が価格に見合わない感がするのは私だけだろうか?それでもさすがは北欧デザイン、複雑な機能を理路整然とまとめながら使いやすさを最大限に配慮したデザインだと思う。キー形状はマリオ・ベリーニ( 過去の関連記事 )が昔にデザインしたオリベッティの電卓なんかを彷彿とさせてカッコいい。

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2016年2月15日 (月)

錆色の貴婦人

パリの貴婦人エッフェル塔。19世紀末といえば明治時代だと思うけれど、その頃のパリ万博の為に作られた鉄塔で、当時の水圧エレベーターが今でも現役で動いていると聞いたことがある。このアンティックなデザインは確かに魅力的で、アウトラインの曲線は貴婦人と形容するのはどうかと思うが女性的に感じる。ただ実際に近くで見るまで、この錆のような色がこんなにも特徴的だとは思わなかった。しかも後で知ったのだけど、上中下の三層で塗装色の明度を微妙に変えているそうだ。

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高層建築のほとんど無いパリ市内では、この程度の高さの塔であってもランドマーク的存在で、かなり遠くからでもオーラを放ち存在をアピールしている姿が目に入る。幾度ともなくテロの標的と警戒されてきたのも、わからないでもない。

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街で見かけたエッフェル塔の模型のアンティーク。かなり大きいけど、カッコいい。お値段もかなりなものだった。

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やっぱり庶民にはこちらでしょうか、街角のどこでも売ってるダイキャストのミニチュアたち。

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それこそ道端でも売っている。

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そして、選び抜かれて我が家にやってきたひとはこちら。どこにでもある小さいお土産だけど、ちょっと雰囲気があって素敵だなと思って。

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その他、街ではこんなのも売っていた。やっぱり皆に愛されているのだろう。後ろに掛かっている、パッと見が和風柄に見えるトートバッグなんかも、なかなかイケてるんじゃないですか?

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2016年2月10日 (水)

ドラゴン

写真のドラゴンは、迫力は今一つ無いけれど鱗の表現や爪の鋭さなどは妙にリアル。イングランドの赤十字が随所にあしらわれているが、何かの紋章なのだろう。

ギリシャ神話をはじめ、欧州各地の様々な伝説に登場するドラゴン( 過去の関連記事 )だけど、日本のみならずアジア各地においても龍の伝説はたくさんある。このグローバルな聖獣はどういう生成の背景と文化的伝播の歴史があるのだろうか、興味深い。

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2016年2月 4日 (木)

ベリーニ

このチェアは80年代に大活躍したデザイナーのひとり、マリオ・ベリーニの代表作だ。イタリアのカッシーナ社製でキャブチェアーと呼ばれていて、鉄のフレームに革をかぶせているだけのシンプルな構造で、内側に隠れたジッパーを外すと表皮を剥ぐかのようにして簡単に革を取り外すことができる。

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上から見たところも絵になる。イタリアの上質な革だからこそ成り立つデザインで、人が座ることによって形がなじみ初めて完成する造形であることがわかる。

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マリオ・ベリーニは、60~70年代にかけてイタリアのオリベッティ社でデザインディレクターだった頃に、コンピューターや電卓などプロダクトの名作をいくつも手掛けている。オリベッティと言えば、かのソットサスもいたプロダクトデザインの世界では名門企業だ。( 過去の関連記事

そして一方では建築家としても活躍していて、特に日本ではバブル期に多くの建築を設計している。下の写真は五反田駅前の東京デザインセンターのビルで、代表作のひとつになっている。

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そのエントランスもまた、彼らしいモダニズムの表現になっている。

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2016年2月 1日 (月)

木の家電

以前、ドイツの博物館で見つけた木の家電たち。ディーターラムスの木を使ったカッコいい家電( 過去の関連記事 )とは時代も違うけれど、なんとも言えないもっさり感がむしろ可愛らしい。やはり当時は家庭の中にあるべき機械の姿として、家具をメタファーにした方が自然に感じたのかもしれない。現代の狭額縁でパネル化したテレビと比較すると、画面の面積と筐体の大きさのバランスがあまりに違い、技術の進化をひしひしと感じる。

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そしてラジオも当時はまだ大きいので、やっぱり家具的な表現がしっくりきたのだろう。欧州地図があるのはチューニングの目盛りの参考情報になっているのだろうか、それとも単に間を埋めるイメージとしてのグラフィックなのだろうか。ともあれ、国の形が今とは異なっているところが歴史を物語っている。

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