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2016年3月

2016年3月28日 (月)

ノーマンフォスター

英国の建築家、ノーマンフォスター Foster+Partners の建築展が六本木ヒルズであり、わくわくする模型がたくさん並べられていた。有名どころでは、ロンドンのガーキンス( 過去の関連記事 )の精密な模型が目につく。どうやら内装もリアルに作られているようだ。

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ロンドンには、さすが地元だけあって彼の建築がたくさんある。大英博物館のリニューアルプランも彼の仕事だ( 過去の関連記事 )。ガーキンスもそうだけど、ネットのように編んだように見える鉄骨の構造をエレガントに使いこなすのが、彼の代表的なスタイルではないだろうか。展示ではバックミンスター・フラーとの交流も解説していたので、確かにその影響も強かったのだろう。

下の写真のタワーもやはりネット状の外骨格を持っていて、ホテルやマンションなど5つのユニットを内包している構造をしている。ところでこれは、東京湾に人工島をつくって建てようぜ、という800m級の高層タワーのコンセプトだそうだけど、その後このプロジェクトはどうなったのだろうか。

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こちらのフランクフルトのランドマーク、コメルツバンク本社ビル( 過去の関連記事 )は、3本の柱の間にいくつかのユニットを取り付けたような構造を持っていて、それらユニット間の隙間は空気の通る庭になっているそうだ。東京湾の人工島の発想そのものもそうだけど、これはもうメタボリズムの末裔(まつえい)と呼んでも間違いではないだろう。

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そして同じくドイツはベルリンにある国会議事堂のリニューアルプラン。世界大戦から東西分裂にかけての歴史の反省を通じ、密室での議論を避け市民に開かれた政治をという理念をガラスドームでビジュアライズしている。( 過去の関連記事

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実際に行ってみるとわかるけれど、この巨大な建物は外から見ると中央のドームの上端が見えるだけなので、入ってみないとその価値はわからない。もちろん誰でもこのドームに入って議会の様子を見学できるのだが、しかしここはベルリンの中でも人気スポットなのに加えて、セキュリティレベルも異常に高いので時間がかかり、1時間待ちと聞いてあっさり断念したことを今でも後悔している。

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このドーム部分のスタディも数多く展示してあった。まあ、ここが提案のキモだから当然のプロセスなんだろう。

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そして北京オリンピックに合わせて作られた、当時は確か世界最大とされた北京空港のターミナル。ここにも行ったことがあるけれども、高い天井によって巨大でモダンな空間が作られ、その天井がフォスターらしいネット状のフレームで構成されていた。しかもそれらが赤くカラーリングされているのを見て、ああ中国だ、と思った記憶がある。

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彼の事務所は巨大プロジェクトが得意のようで、世界各地で空港の設計も数多くしている。こちらはヨルダンに建設中の空港で、ヤシの木陰から着想を得たとのことだ。やっぱり暑いからね。

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暑いと言えば、このUAE(アラブ首長国連邦)に計画されている博物館の換気塔、のようなもの。建物本体は熱対策なのだろうか、地中に設計されるとのことだ。3Dプリンターによるプロトタイピングは建築模型の世界でも常識化しつつあるようだ。

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2016年3月23日 (水)

ブリキのおもちゃ

ブリキのおもちゃの専門店なんかあるのは日本くらいかと思っていたら、欧州にもちゃんとあった。ちなみに、こちらはフランス。個人的にはダイキャストの重みがあるものが好みなのでコレクションしたいとは思わないけれど、こういう古いものに出くわすとグッとくる。

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こちらはUKのフリーマーケットで見つけたブリキのアンティーク。やっぱりこの地ではダブルデッカーが主役のようだ。( 過去の関連記事

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そしてショップではないけれど、ドイツのミュージアムで見つけたのはブリキの飛行船。これもカッコいい!ほしい!側面にはZEPPELINと書いてある。( 過去の関連記事

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チェコのミュージアムでみつけたこれも飛行船、しかもかなり古そうで、ちょっとくたびれている感じ。ブリキのおもちゃもいろいろ奥が深い世界のようだけれど、ここはぐっとこらえて深入りしないでおこう。

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2016年3月17日 (木)

様式の折衷

ねじねじと渦巻く柱や妙に凝った装飾、生命力あふれる様式など、同じデザインの柱は無しでよろしくといったクライアントの依頼でもあったのだろうか。必然的に、あるいは結果的に、異なる時代のものが混在せざるをえない事情があったのかもしれない。フランス南部にて。

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特に柱頭に注目すると、様々な様式を感じることができて興味深い。中には人や動物が刻されているものがあるので、おそらくは中世以前、例えばロマネスクの装飾もあるようだ。このあたりは金沢百枝さんの著書が詳しいので、少し勉強してみることにしよう。

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2016年3月14日 (月)

キーファー

キーファーというドイツ現代美術のアーティストを御存知だろうか。数メートルというレベルの大きな絵が多く、彼が大学で教わったというヨーゼフボイスの影響が強かったのだろう、メッセージ性の強い主題の作品で有名だ。そして最近では絵だけではなく、様々な材料を用いたオブジェも製作していて、そのうち3点が横浜美術館に来ていたので見てきた。それらは何と、アーティストの村上隆( もうひとつのブログから )の個人コレクションなのだ。一体、これらの購入に何億円の私財を費やしたのだろうか。

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キーファーはナチスや戦争など自国の歴史的な題材を取り上げることが多いそうだけど、この作品も二次大戦時の戦闘機の残骸を使った巨大なものだ。相変わらず意味性の強い、そして強烈に印象に残るメッセージ性をもった大作だ。

そして下の写真は高さが10m以上はあろうかという作品の一部で、人類の歴史と文化が創造と破壊を繰り返してきたことを示唆する白黒写真を大量に吊り下げている。これを数億円払って買いますか?そしてこれら巨大な作品を、一体どうやって保管しているのだろうか?村上隆、おそるべし。

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2016年3月 9日 (水)

idea development

大学の時に idea development という授業があって、同じテーマで何種類もの幅広いアイディアを強制的に出しまくるという、いわばデザインの基礎訓練のようなものだった。今になって思えばデザイン開発の基本で、考え方によっては楽しめる課題だと思うのだけれど、当時は徹夜連続の短納期だったこともあって、苦しいだけだったのを覚えている。

そんな事を思い出すようなデザインや作品の事例を多数集めた本を、昨年購入した。アイディアレベルのスケッチがあるかと思えば、モネのルーアン大聖堂の連作( 過去の関連記事 )なんかも収録されていて、見てるとなぜか勇気が出てくるような感じがするから不思議だ。

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ドイツの出版で、装丁が合理的なデザインというか、まあ雑と言えば雑なのだけど、ある意味ナチュラルでカッコいい。Experimental Design という本なので、興味がある方は Amazon でチェックされては?

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2016年3月 3日 (木)

原動機付自転車

文字通り、原動機付自転車。エンジンが前輪についているけれど、自転車としてペダルで回すチェーンは後輪駆動なので、一体どういう運転になるのか想像さえできない。妙にカッコいいのは、ハンドルやブレーキまわりが新しいパーツだからかな。いろいろと改造してる様子なので、マニアのしわざに違いない。( 過去の関連記事

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