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2016年4月

2016年4月29日 (金)

質感のデザイン

街で見かけたイタリアの瓶詰ソースなんだけれど、そのパッケージがまたカッコいい。アルミのテカった金属の質感に紙紐のざっくりとした素材感を合わせていて、互いの素材感を際立たせている。そしてガラスに紙ラベルという普通の組み合わせにも、窓のように開いた穴からのぞき見えるカラフルなソースの質感を強調させるアイディアがナイス。センスいいよね。

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2016年4月25日 (月)

役得なハト

このハトのモザイクは、ミュンヘンの古い館の床にあったもの。改めて今見てみると、なんかドイツっぽく感じる。

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ハトは旧約聖書を引用するまでもなく平和のシンボルとして有名だけど、日本では神様の使いとして古くから大切にされてきたし( もうひとつのブログから )、ハトサブレのように愛されてきた(食べちゃうけど)。更に調べてみると、なんとギリシャ神話の中でも神聖な鳥とされているようだ。( 過去の関連記事

このハトさんもドイツ、Landsbergという街にて。

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そしてパリのマレ地区に飛んでいた下のハトは、ちょっとエレガントでオシャレ。これは cecile & jeanne というアクセサリーブランドのトレードマーク。どこの国でも、いつの時代でも皆から愛されているという、かなり役得な鳥なのかもしれない。

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2016年4月20日 (水)

ミュージアム巡り169 紅茶

紅茶の老舗、 Mariage Freres マリアージュフレール は1854年創業。マリアージュ家自体のビジネスは更に古く、ルイ14世の頃から貿易の仕事をしてきているそうだ。そんな歴史を企業価値として大切にブランディングしていることが、そのアンティークな雰囲気を保ったパッケージからも伝わってくる。( もうひとつのブログから

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そんな Mariage Freres のパリ本店二階には、倉庫のような、いや実際にそこは屋根裏の倉庫だったにちがいない狭い空間が、紅茶博物館としてひっそりと公開されている。茶葉を竹の皮に包むかたちは、現代の中国茶でも同じではないだろうか。

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アジア各国を中心としたアンティックな茶器や道具たちが歴史を物語っている。

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ポットのコレクションも所狭しとばかりに。どういう機能的意味があるのか知らないが、傾けて置ける変わったポットもある。

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2016年4月15日 (金)

MUJI×Grcic

一見モダンなオブジェのように見えるけれど、これらは本やタブレットを置けるサイドテーブルで、ミュンヘンのデザイナー Konstantin Grcic ( 過去の関連記事 )のデザインだ。これは無印良品から出されていた商品だけど、おそらく今ではもう売られてないだろう。無印良品は彼と契約して、いくつかのプロダクトをデザインしてもらっている( 過去の関連記事 )けれど、もちろん無印ということでデザイナー名は表に出ることはない。

そういえば彼は最近、中世の絵画に出てくるシーンからインスパイアされたという風変りな一連の家具を発表していた。ミラノサローネが今週行われているので、他にも新作が発表されるかもしれないので楽しみだ。

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2016年4月11日 (月)

駅舎

Tours と書いて ツアーズ ではなく、フランスでは トゥール と読む。この駅舎のデザインは、後に美術館になったオルセー駅を設計した建築家によるものとのこと( 過去の関連記事 )。重厚な石の基礎に鉄フレームの屋根の組み合わせが、当時の最先端技術だったのだろう。青みがかった明るいグレーの塗装色も女性的というか、フランスっぽくて素敵だ。

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中央部分にはクラシカルな時計が組み込まれていて、今なお現役で動いている。そしてフランス中部に位置するこの地域には古城が多く点在しているのだけど( 過去の関連記事 )、その城郭や建物によく見られる明るい色調の石がこの駅舎でも用いられているのがわかる。そこに施された繊細な彫刻などのディテールが、重厚ながらも全体的にはエレガントな印象を醸し出すことに貢献していると感じた。ここもいつかはきっと、良い美術館になるに違いない。

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2016年4月 6日 (水)

質感の絵画

大好きなモランディ。ミュンヘンにいた頃には彼のアトリエのあったボローニャまで、冬のアルプスを越えて絵を見に行ったことがある( 過去の関連記事 )。日本ではマイナーなアーティストだと思っていたけれど、珍しく展覧会が東京ステーションギャラリー( もう一つのブログから )であるというので見てきた。この会場はどうしても古い駅舎の構造上、レイアウトが難しい為に順路が多少混乱気味ではあったが、それでも展示のしかたや順番が工夫されていたのと、作品と煉瓦の壁との質感のマッチングもとても良くて満足できるものだった。

同じ静物を、しかもほぼ同じような構図で飽くことなく何枚も、何年にもわたって描くことを続けていた制作態度というか、創作生活そのものを感じることができるところが、まさにモランディの作品の持つ醍醐味だ。埃が積もってモチーフの質感が同化していく様をむしろ大切にしていた旨の解説があったけれど、彼の絵を見ればそれも納得できる。まさに質感の絵画、静物の形を借りたモダンアート。

そしてやっぱり買ってしまった図録。モランディの画集はこれで6冊目かな、たぶん。

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ちなみにこちらは、震災の影響で中止となった幻の企画展の出展作品をベースとして、同2011年の冬に出版された画集。少し小振りだけど、表紙のデザインがカッコいい。

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そしてこれは、私が初めてモランディに接した1998年に庭園美術館( もう一つのブログから )で行われた展覧会の図録。多少色褪せてしまったけれど、時を経るたびに自分にとっては大切な存在になってきた。

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2016年4月 1日 (金)

Tomato

ロンドンをベースに活動するクリエイティブユニット Tomato。ユニークなのは、デザイナーだけではなくミュージシャンやコピーライターなど多様なクリエイターが参加しているところ。グローバルでポップカルチャーを長い間けん引し続けている重要な存在だ。そんな彼らの展示が渋谷PARCOで行われているというので見てきた。まず、建物からして彼らのグラフィックで染まっていた。しかも五十嵐威暢さんデザインのPARCOロゴと同じフォントを使っている。これを見てコピーだとか言ってメクジラを立てないで、ポップカルチャーで言うサンプリングのノリだと解釈することがオジサン達には必要。

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展示はグラフィックが中心だけど、それでも表現は写真やCG、ペインティングなど実に多様だ。

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何と言ってもタイポグラフィがしびれる。カッコいい。

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こんなグラフィティっぽいドローイングも、十分に作品たる魅力を持っている。キチっとしたものからワイルドなものまで表現の幅が広いのも、彼らのネットワークの持つ多様な人材ならでは、なのかもしれない。

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地下ではDJによるライブイベントでもあったのだろうか、こんなワイルドなインスタレーションがあった。段ボールにペンキでペインティングしたストリートな感じ。

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