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2016年6月 1日 (水)

ミュージアム巡り173(US編) フィラデルフィア

US編の第二弾はフィラデルフィア美術館。ここは映画でロッキーが駆け上がって叫んだ階段で有名らしく、近くには銅像なんかもあって美術館よりも賑わっていた。実際に駆け上がって叫んでいるバカな 無垢な人もいた。

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振り返ってフィラデルフィアのダウンタウンを見ると、こんな感じ。先に紹介したバーンズ財団( 過去の関連記事 )は、左奥の緑の中にある。

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バーンズコレクションにもあったセザンヌの水浴。こちらはかなり大きい。Dr.バーンズとはどちらの作品の質が高いかで論争になったそうで、彼がコレクションの門を閉ざしてしまう原因のひとつとなったらしい。

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ゴッホのひまわりは、現存する6枚のうち公開されている5枚はこれでコンプリートしたことになる。他はミュンヘンのノイエピナコテーク( 過去の関連記事 )、アムステルダムのゴッホ美術館( 過去の関連記事 )、ロンドンのナショナルギャラリー( 過去の関連記事 )、そして新宿の東郷青児記念美術館。この青いバックのひまわりはミュンヘンのものと似ているが、それもそのはず、これは描いて半年たった冬に再びそれを見ながら描いたものだと言われている。そういう知識で見ると、表現が様式化されてるように見えてしまって、もう純粋に感じることはできない自分に失望したりする。

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そしてこれはモネの描いた、ヴェクサンの森にあるヴェトイユ村の風景。彼は近くのジベルニーに家を建てるまでの数年間を、この地で過ごしている( 過去の関連記事 )。昨年この村を訪れたが、小さくて穏やかなところだった。おそらくこの風景は村の中心を流れている川の河原だろう。平坦な土地はそこくらいしかないはずだ。

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そしてクールベ。これはノルマンディーあたりだろうか( 過去の関連記事 )、雨の表現に人知の及ばない大きな自然の力を感じる。彼は暗い絵ばかり描いているイメージがあるけれど、印象派が生まれるのに必要な土壌を作った一人だったに違いない。

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そして気になったのが、このロダン( 過去の関連記事 )。あたかも制作途中かのように原石の状態を残す彼の作品はいくつもあるけれど、この塊は何なんだろう、他とはちょっと違う。そしてこの展示のしかたも、あたかも制作途中を演出するかのような台のしつらえだ。

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アゴも中途半端に埋もれたままだ。ああ、誰か早く出してあげて!

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