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2016年7月13日 (水)

ミュージアム巡り179(US編) アメリカのプロダクト

スミソニアンのアメリカ歴史博物館 National museum of American history は、アメリカ400年の歴史を網羅的に紹介する展示だ。ざっくり言うと、欧州の社会文化の持ち出しから始まり、戦争に次ぐ戦争の歴史、そして近代になって開花した独自のテクノロジーとカルチャー、といったところだ。多様な側面があっていろいろ感じることもがあったが、このブログではプロダクトの歴史にフォーカスしたい。

まずは「発明王」エジソン。単に電球を発明しただけでなく、それを大量生産するしくみと、そのための発電と送電のしくみを考えたところがすごい。今で言う起業家の元祖なのだろう、彼は後にGEとなる会社の創業者でもある。

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そして数々のトースターたち。様々なメーカーが、あの手この手の焼き方を提案している。朝、手軽にトーストを焼くことを当時の主婦が切望していたということなのだろう。

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これは鉄の扇風機たち。どれも重たそうで暑苦しい。そんな中で奥に見えているGEの扇風機なんかは、デザインという意味で相当に目を惹いたに違いない。まさにプロダクトデザインが経営的にも重要になっていく時代だ。

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そしてこれはドライヤー。机上に置く形が基本で、手でも一応持てる工夫がされているように見えるけれど、それでも重かったのだろう。

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蒸気機関車の歴史は、もちろん英国が先輩。それでもアメリカ大陸に持ち込まれてからは、独自の進化をしたとのことだ。しかも広大な土地に路線のネットワークを作るとなると、大量のレールを生産しなければならなかった。そこで活躍したのが「鉄道王」かつ「鉄鋼王」と呼ばれ、後のUSスチールの礎を築いたスコットランド移民のカーネギーだ。

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車の歴史についても欧州が先輩。しかし「自動車王」ヘンリーフォードが確立した流れ作業による大量生産システムによってT型フォードが生まれ、低価格化して爆発的に大衆に広がっていった点がアメリカ的である。

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時代は少し下るが、映画にもなった幻のタッカーも展示してあった。輝く三つ目が個性的だ。

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アメリカのパーキングメーターは、最近までこんなだったなあ。

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そして今回、Patent model (特許模型)という分野があることを知った。こちらは風車の特許申請用模型。この手のものはアンティークのコレクションとしての対象になっているに違いない。これは欲しい。

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こんなコーヒーのフタも、収集すればミュージアムに展示できる。これも特許回避によるバリエーションと考えると、商業的でアメリカ的。これは欲しくない。

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そして商業キャラクターたちも、米国文化の一端と言っていいいと思う。このMr. Peanut はスナックの会社の歴史的キャラクターで、今でも現役。

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テレビ番組だけど、Sesami Street も多くのキャラクターを生み出した。こちらは小柄なエルモ。個人的にはクッキーモンスターが好きだけど。

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そしてこれは、世界最初のマウス、ですと。プロトタイプなのだろう、なんと木製だ。

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そしてマウス(ネズミ)とネズミ捕りの歴史っていう、真剣なジョークもアメリカ的。

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