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2016年8月

2016年8月29日 (月)

ミントブルー

英国では何かと目にするキャンディー、Glacier Mints。名前もそうだけど、デザインも涼しげだ。

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ミントって植物なのでグリーンなのだけど、一般的に「ミントブルー」としてブルーを少しグリーン味に寄った色相で、明度も少し高めの色合いを使うことが多い。このキャンディの場合、さすがに「強い色」の扱いが上手な英国だけにこういう色をあえて選択したのだろう。特に彼らのブルーの使い方は特徴的で、なかなかマネができないと思う( 過去の関連記事 )。

ところで良く言われることだけど、自国の国旗に使われる色合いは国民の嗜好色にも影響を与えているのかもしれない。このブルーという色は、もっと濃いけれどユニオンジャックに使われていることだし、例えば多くのドイツ人は黒か赤の服を好んで着るし( 過去の関連記事 )。じゃあ日本人は白と赤が好き?うーん、どうだろうか。

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2016年8月24日 (水)

ミュージアム巡り185(US編) 自然史

スミソニアンの自然史博物館 National museum of natural history は、植物や動物、鉱物など地球上の自然界に関するあらゆるものを収集、研究し、そのほんの一部を展示、公開している。ミュンヘンにも小さい自然史博物館があったが( 過去の関連記事 )、ここは収集数だと軽く1億点を越えて世界最大を誇っている、とのことだ。まあ小さな虫や鉱物などもあるだろうから、そりゃそういう数になってしまうだろうなあなんて思っても決して口にしないで、こっそりブログに書くことにする。

ということで、まずメインホールでアフリカ象がパオーンとお出迎え。

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彼を上から客観的に見ると、こんな感じ。剥製とはいえ、動物の動態を模した展示なのでリアリティがある。残念ながら牙がグラスファイバー製なのは、決してワシントン条約のせいではなく、重すぎてバランスがとれないからだそうだ。そう、牙は歯の一部なので角(ツノ)や骨と違って密度が高く、めちゃくちゃ重たいのだ。

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シマウマも水を飲んでいる姿としての動態を模しているので、とてもリアルに感じる。

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そして何といっても人気は恐竜の化石、しかもT-Rex ことティラノザウルスはその頂点。頭デカい!手ちっちゃい!

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トリケラトプスも草食動物のくせにデカくて迫力がある。エリマキ状の部分にもちゃんと骨があって、まるで鎧のようだ。

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そのほか、猿から人間への進化の過程も説明が詳しい。

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そんな中でも個人的には鳥の標本とかが興味深く、時間をかけてみてまわりたいところだった。

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そしてこれは、そう、アメリカンイーグル!デカいしカッコいい。さすがに国鳥にしたくなるのもわかる。でも正式名称は日本語だとハクトウワシ(白頭鷲)でカッコいいけど、英語は Bald Eagle (ハゲ鷲)ってかわいそうすぎないか?

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2016年8月19日 (金)

ミュージアム巡り184(US編) アフリカ

スミソニアンのアフリカンアート・ミュージアム National Museum of African Art は、Sackler Gallery (過去の関連記事)の隣りで、そのほとんどが同様に地下にある。

モディリアーニの描く人物画や彫刻はアフリカの工芸品から多くのインスピレーションを得たそうだが、こういったマスクもそのうちのひとつだったに違いない。この写真のものは儀式用なのだろうか、どことなく髪の黒さや白く塗った顔のために、むしろアジア人っぽくも見える。

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こちらは、かなり態度が悪そうなマスクたち。ひえ~すみません!何もしてませんが。

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これは太鼓。トップに動物の皮、それも生々しい毛皮が張ってあるのがわかる。

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これは確かヘルメットと書いてあったが、かなり重たそうだぞ、大丈夫か?

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おお、これはおしゃれな帽子。編み込んであるのは植物だけでなく、細い動物の毛のようなものもある。

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これも帽子?かと思いきや、ボトルと書いてあった。置物だろうか、ビーズの装飾が素晴らしい。グリーン基調のカラーリングも新鮮に感じる。

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これもビーズ。こちらは子供のおもちゃだろうか、妙にかわいい。

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2016年8月15日 (月)

サバイバルツール

これは何だと思いますか?実はコレ、たき火に肉や野菜を突っ込んで焼いて食べるという、実にワイルドなキャンプファイヤーのための道具。丸い二つの穴に長い棒、あるいは木の枝を差し込んで、フォーク状の部分が槍(ヤリ)の先端になるようにして食べ物を突き刺すというもの。もしかすると魚を獲る銛(モリ)としても使えるかもしれないし、ある意味でサバイバルのツールにもなりうるかもしれない。そう考えれば、これがスイス製というのも妙に説得力があったりする。

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2016年8月10日 (水)

ミュージアム巡り183(US編) アジア

スミソニアン博物館群のアジア部門と言って間違いないであろうミュージアムは、Freer Gallery と Sackler Gallery だ。これらは隣接し、しかも地下でつながっている。特に収蔵品で有名なのが、米国人で印象派の花咲くパリで学び、その後ロンドンで活躍したWhistler ホイッスラー の作品だ。実はギャラリー名になったFreer フリーア という人は、いわゆる鉄道王のひとりで、ホイッスラーのパトロンだったそうだ。

ホイッスラーの作品は、当時の欧州の浮世絵ブームもあって東洋的なモチーフやスタイルを採り入れたものも多く、昨年横浜美術館に来ていたOld Buttersea Bridge など素敵な風景画もあるけれど、中には写真のように極度な東洋趣味なものもある。

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特に有名なのがPeacock Room 孔雀の間 と呼ばれている、ロンドンの個人宅のインテリアをホイッスラー自らが隅々までデザインし装飾したもので、ここのギャラリー内に丸ごと移設されている。がしかし、残念ながら今回は改装中で見れなかった。

先ほどの絵の額縁も彼自身によるものだそうだが、なるほどそう言われて見れば東洋風、決して和風ではない何か、な装飾だ。きっとこんな感じが部屋中に施されているんだろう。

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話が変わって、こちらは6世紀の中国の石像。全身に執拗なまでに模様が刻されている。服のデザインが振袖のようで、それでも丸首の襟という少し不思議な趣のある石像だ。考えてみると日本の仏像が薄着あるいは半裸なのは、南方系の気候風土が関係しているのかもしれない。だとすれば、この像は厚手の着物なので北方系なのだろうか。

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近くで見ると、仏たちの住む世界を模したのであろう、少しストーリー性を感じるような模様になっている。日本では、あまりこういうものを見たことが無い気がする。ひとえにアジアと言っても、なかなか奥が深いようだ。

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2016年8月 5日 (金)

ミュージアム巡り182(US編) 肖像画

スミソニアン博物館群には、肖像画専門のミュージアムもある。National portrait gallery だ。中でも歴代アメリカ大統領の肖像画が有名で、この初代大統領ジョージ・ワシントンのイメージは教科書や貨幣など様々な媒体で使われているので、多くの人に印象付けられているのではないだろうか。原画を見ると頬がポッと赤くて、何かかわいい。

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ニューディール政策から第二次世界大戦という、アメリカにとって大変重要な時期を指揮していたフランクリン・ルーズベルトは、在任期間は歴代大統領で最長だったという(終戦直前に脳卒中で急死したそうだが)。戦略家としてのイメージづくりがあったのだろうか、この習作では手のスタディがいくつもなされていた。

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そしてニクソン。おお、カッコいい。まるで雑誌の表紙のカットみたいだ。

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それもそのはず、サインを見ると、なんとノーマン・ロックウエルだった。それにしても、デカいサインだこと。

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一方、ビル・クリントンはというと、うーん、一体誰に頼んだんだ?伊藤若冲か?

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だって拡大すると、これですよ。永久保存される肖像画だよね、いいのかなあ。。。

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2016年8月 1日 (月)

プライベートブランド

フランスのスーパーマーケットMonoprix は、決して高級という感じではないけれど、ちょっと洒落た感じの品揃えのチェーン店。ここのプライベートブランドのパッケージデザインは、数年前にCleo Charuet クレオ・シャリュエ という女性デザイナーによって一新された。おそらく日本にも輸入されてると思うので、目にした方もいるかもしれない。

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これぞグラフィックデザイン、という感じの正統派ビジュアルは、特にカラーリングの計画が素晴らしい。コンセプトのイメージを見たことがあるが、写真は一切使わずに文字と色面構成だけの超シンプルのグラフィックだった。でも、これはこれで良い落としどころだったのではないか、と思う出来栄え。ズラッと売り場に並ぶことによって、イメージを大きく変える力を持っている。それは単にパッケージのグラフィックとしてだけでなく、ブランド全体を方向付ける力に等しいと思う。

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