« 2016年11月 | トップページ | 2017年1月 »

2016年12月

2016年12月26日 (月)

旅立ち

歳の瀬も迫ってきて、帰省や旅行で旅立つ方も多いのではないだろうか。先日通りかかった丸の内の RIMOWA リモア旗艦店のショーウインドウでは、そんなシーズンをイメージする展示がしてあった。最近、リモアの直営店舗があちこちに増えたような気がする。

リモアのスーツケースって何個も持ってるけど、全てペラペラのポリカーボネイト樹脂の安物というか軽量のものばかりだ。ジュラルミンだと倍くらいの値段がするのに加え、日本の直営店では高級仕様のものばかりを揃えて、本来のドイツ製品らしい実用品としての価値とは別のところでブランドづくりをしているように感じるのが残念だ。

Dsc08292_r

ところで、このアルミに波板状のリブを加えて強度を上げるという技術は、例えばこのドイツ博物館( 過去の関連記事 )で見た初期のユンカースの機体でも用いられていて、20世紀初頭では最先端のCMFだったに違いない( 過去の関連記事 )。今では高性能な素材が色々あるので、もはや記号的なイメージとして残されているにすぎないけれど、それでも長らく我々の感覚に記憶されていくのかもしれない。

R0014007_r

| コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月23日 (金)

経木のオーナメント

この時期、南ドイツに立つクリスマスマーケット( 過去の関連記事 )では写真のような針葉樹の白木を薄く削った、日本で言う経木( もうひとつのブログから )のような素材で作られたオーナメントを良く見かける。田舎風な感じにも見えるけれど、繊細で女性的とも言える。そして、ここでもベツレヘムの星と共にイエス降誕のシーンを表しているのは、やはりこの時期この地域では無くてはならない定番のテーマのようだ( 過去の関連記事 )。

R0017195

| コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月19日 (月)

クリスマス・ティー

クリスマス・ティーというジャンルが紅茶の世界にあるのを御存知だろうか。スパイスやドライフルーツなどでフレイバーをつくっている紅茶で、寒い冬に体が温まる実用的な意味もあるのだろうけど、実はそういった素材はクリスマスツリーのオーナメントやリースの飾りなどにも多く使われている。調べると、キリストの降誕(生誕と言わない)に際して駆けつけた三賢王が捧げた贈り物を象徴する意味合いを持っているようだ。( 過去の関連記事

Dsc08839_r

この Ronnefeldt ロンネフェルト というのはドイツのブランドで、日本ではほとんど店頭販売していないので紅茶マニア以外にはあまり知られていない。やはりこの時期にはクリスマスティーがいくつか出され、中には「ウインターメルヘン」という素敵なネーミング(ドイツ語なのでヴィンターメルヒェンかな)のものもある。

Dsc08840_r

そういえば、京都でよく泊まるホテルでは同社の紅茶が使われていて、先月泊まった時にはロビーでティーバッグが自由に飲めるようになっていた。

Dsc08469_r

| コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月14日 (水)

リバティベル

自由の象徴、Liberty Bell リバティベル。そう、1776年にアメリカの独立宣言が読み上げられた時に鳴らされた鐘だ。フィラデルフィア( 過去の関連記事 )の州議会跡地に立つ記念館に、半ば国宝的な扱いで展示されていた。

Dsc07167_r

このクラックと修復痕の痛々しい鐘は、実はロンドン製。やはり品質に問題があったのだろうか。ドイツ製にしておけばよかったのに。( 過去の関連記事

Dsc07161_r

現在、隣にある旧州議会の鐘楼に吊るされているものは、今のエリザベス女王が何十年か前に訪問した時にお土産として贈呈した、ロンドンの同じメーカーによる鐘だそうだ。遠くて見えないけれど、きっとオリジナルと同じ形にちがいない。

Dsc07169_r

| コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月 9日 (金)

テクスチャ

同じ黒でも、ぱっと見で三つのテクスチャがあるのがわかる。上から順に、柔らかそうなシートのツヤ消の黒、幾何学の凹凸パターンでシボを打った無塗装プラスチックの黒、そして平滑な表面の樹脂に塗装した半ツヤの黒。単に黒だけではなく、こういったテクスチャの組み合わせで品質を高め、新しい価値をつくるのがプロの仕事。ちなみにこれはPIAGGIOという、Vespaを製造している会社のスクーター。( 過去の関連記事

Dsc03334_r

| コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月 5日 (月)

コンクリートの街

昨年訪れた北フランスの Le Havre ルアーブル という港町はモネ( 過去の関連記事 )の故郷で、彼が「印象、日の出」を描いた港をはじめとして、ピサロやブーダンなど多くの画家たちを魅了した美しい街だったのだろう。しかし二次大戦の爆撃で壊滅した後に、オーギュスト・ペレという建築家を起用した都市計画で復興した街が今の姿だ。ほぼ全ての建物がコンクリート造りで、かつての面影は全く失われている。それでもなぜか世界遺産に指定されているそうだけれど。写真は中心部に立つ議会で、ご覧の通り、なかなかブルータルな感じだった。

Dsc04280_r

個人的には、近くのセーヌ川の幅広い河口にかかるノルマンディー橋が、なかなかエレガントでおフランスな感じで素敵に感じた。対岸の、こちらは田舎すぎて爆撃を免れたオンフルール( 過去の関連記事 )に通じている大きな長い吊り橋だ。有料だったけど。

Dsc04239s

| コメント (0) | トラックバック (0)

« 2016年11月 | トップページ | 2017年1月 »