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2017年2月

2017年2月27日 (月)

数字の森

エマニュエル・ムホーという、東京で活動するフランス人女性の建築家によるインスタレーション。広い展示空間がカラフルな数字で埋め尽くされて、まさに数字の森。トンネル状に中に入っていけるようになっていて、その迫力を体全体で感じることができる工夫なんかはさすが建築家だと思った。年度末も近いこの時期、数字にはうんざりで見たくもない人は多いのかもしれないけれど(特に赤い数字とか)。

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数字は奥行き方向にグラデーションになっていて、歩いていくだけでもその変化が楽しめて飽きることが無い。どれも艶消しで、しかも彩度を抑えた独特の色調で、これが彼女の個性なのだろうと思った。

近くで見るとカットされた数字が紐でつながれて吊り下げられているだけだけど、その数なんと6万枚とのこと。絡まったり順番を間違ったりしないよう、その作業の手間を考えると気が遠くなる。

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2017年2月22日 (水)

猫の日

2月22日は「にぃにぃにぃ」ということで猫の日だそうだ。どこの国にも猫好きの人はいるわけで、従って猫雑貨もどこでも目にするわけだ( 過去の関連記事 )。こちらはフランスの地方都市で出会ったお店のウインドウディスプレイ。

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そして、これは何かの広告なのだろうか。ドイツ語で書かれた猫グッズのアンティークを、フランスの蚤の市で見つける不思議。にぃ。

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2017年2月17日 (金)

頂点

峠を越えるのではなく、あえて山の頂点を目指す。この人類の奇妙な行動は、いったいいつ頃から始まったのだろうか。

アルプスの氷河で冷凍状態で見つかった数千年前のアイスマンも、山の向こうの彼女の元へ行こうとしたのか、追われて新天地を求めていたのか、あるいは食べものを探していくうちに登ってしまったのか、いずれにせよ山を登らざるを得ない目的や理由があったに違いない。

こちらの写真は前にスイスの博物館で見つけた、昔のすごろく的なもの。たぶん。まるで富士参りのようにも見えるけど、リアルなイラストのモノクロムな風情が、時を超えてなぜかグッとくる。

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2017年2月13日 (月)

バブルなポストモダン

バブルの頃に建った横浜のオフィスビルの前庭に、謎のモニュメントのような建築物があって、ベリーニの丘と呼ばれている。そう、かのマリオ・ベリーニ( 過去の関連記事 )による設計だ。この色がまた周囲の環境を無視したポストモダンでイタリアンなテイストで、今の時代に見るとどうしてもバブル期の祭りの後に感じてしまう。

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それでもさすがにベリーニ、フォトジェニックでどうにもカッコいいったらありゃしない。当時、ここで多くのドラマの撮影が行われたというのもうなずける。

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内側の回廊のような空間もまたこれがカッコいい。機能的にはよくわからないようなスペースだけど。

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2017年2月 8日 (水)

スリップウエア

英国の民藝民器、スリップウエア( 過去の関連記事 )。これらはアーティストの村上隆によるコレクションの一部で( 過去の関連記事もうひとつのブログ )、すべて18~19世紀あたりのアンティークだ。下のものは泥状の釉薬をダーと一気呵成に一筆書きのように絵付ける典型的な模様で、浜田庄司の作風なんかにも強い影響を与えている。

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こちらは和風のように感じるどころか、見方によっては漢字なのかとも思えるような模様だ。

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そして、持っている本の表紙の写真とも良く似たスタイルだった。

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この指で掻いたような模様も即興的で面白い。

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こちらも4本の注ぎ口のある容器から流したであろう釉薬の模様。普段用の食器だから、下手とか上手いとか関係ない世界。

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こちらは同じような容器を使ったであろう模様を、直交するように引っ掻いて格子状の模様をつくっている。こうなってくると我々には、お好み焼きに掛けたマヨネーズにしか見えない。先ほどの本にも説明があったけれど、これらはピザ状の粘土板に模様を絵付けてから皿状に成型して、最後に周囲のエッジをカットして作るそうだ。

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2017年2月 3日 (金)

洗濯機と炊飯器

最初に博物館の片隅でこれを見つけた時には、ワインでも作る道具、例えばブドウを絞ったりするようなもの、かと思った。でもこれは洗濯機、というか正確には手動洗濯器とでも呼ぶべきもの。おそらく100年以上前のものだろうから、かなり保存状態が良い。

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一方こちらは先日、SONYのショールームで見た初期の炊飯器。何とお櫃に電極が仕込んである。終戦直後のSONYは、こんなものを作っていたんだと驚いた。これって上の洗濯機と、プリミティブな素材や形態にどこか共通点が多くないですか?( 過去の関連記事

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