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2017年7月

2017年7月31日 (月)

彼らは空からやってくる

これは一次大戦中の空襲に備える告知板。英国のもので、襲ってくる敵はドーバー海峡を越えてやってくるドイツ軍、しかも飛行船や複葉機という時代。こんな機影を覚えろって言われてもねえ、大変な時代だったんだなあ。( 過去の関連記事

その後の二次大戦では更に飛行機が進化して、ドイツ軍は英国に対する怒涛の無差別空爆 the Britz によって数万人の命と、ロンドン市内の3分の1の建物を破壊したと言われている。以前書いたバービカンセンター周辺も、爆撃で焼野原になった地域の再開発事業だった( 過去の関連記事 )。そう言えば、昨年のブラピ主演の映画 Allied (邦題はなぜか、マリアンヌ。。。)でも、そういった空襲下の街のシーンが出てきたっけ。最近は日本周辺でさえロケットの飛び交う情勢になりつつあるけれど、やっぱり平和が一番、暴力反対。

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2017年7月26日 (水)

道具としてのトラクター

なぜかトラクターが昔から気になっている。大きなタイヤにグッとくるし( 過去の関連記事 )、働く車として機能最優先のカタチが、純粋に道具的でカッコいいと思う。そんなわけで図鑑も持ってたりするのだけど、この表紙はJohn Deere社のトラクター。

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そして写真のダイキャスト製トラクターを入手したのは20年ほど前で、その時には既にアンティークだった。マサチューセッツ州の田舎街で立ち寄った店で見つけたもので、赤い色がたまらない。シュツットガルトのポルシェミュージアムにも赤いトラクターが展示してあったのを思い出す( 過去の関連記事 )。

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そしてネットのオークションで買ったトラクターは、何と素材は木質のMDF成形品。ボロボロだけど小さくてカワイイ。

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そしてこちらは、フェラーリのデザイナーだった奥山さんがデザインしたヤンマーのトラクター。あたかもロボットにトランスフォームしそうな風貌で、道具としての機能感とは異なる新しい価値づくりの意図を感じるけれど、これはイメチェン真っ最中のヤンマーのブランド施策の一環らしい。( もうひとつのブログから

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2017年7月21日 (金)

ジャコメッティ

イタリア国境に近いスイスの山村で生まれ、パリで活動したジャコメッティの企画展が、この夏に都内で行われている。A4サイズのパンフレットは、広げると縦長のポスターになるというちょっとしたアイディアのデザインで、彼の作品との相性も考えられていて素敵だった。

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図録は買わなかったけれど、前売り券を買うと立派な解説パンフレットがついてきた。この三人の男は、パリの街角を行き交う人々を切り取ったかのようなクールな作品だった。

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二次大戦をはさんだある時期、彼の作品は矮小化を続け、展示の中にはマッチ棒の半分くらいの彫刻(と呼ぶのかな?)まであった。中にはいい感じのものもあって、持って帰りたい衝動に駆られたくらいだ。

一方その反動もあってか、晩年には大型の作品も手掛けていて、見上げるような作品三点は公共の場に置く目的で制作されたこともあるのだろう、写真撮影が許されていた。その中のひとつ、この女性像は百済観音に通ずるオーラのようなものを放っていて、思わず拝みたくなった。

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彼は友人である哲学者の矢内原伊作(二人の交友を文脈的に捉えた企画展がかつて葉山であった)や、同じくアーティストである弟のディエゴ( 過去の関連記事 )など、身近な人たちをモデルにした作品を数多く制作している。モデルが少しでも動くと絶望の表情をしたそうだけど、まるでセザンヌにまつわる話のようだ。実際、彼はセザンヌの作品をこよなく愛していて、模写までしている。

この巨大な男の頭部もきっと、そういった中の誰かだったのだろう。対象の実体が浮かび上がるまで執拗にストロークを重ねた彼のスケッチの多くにあるように、実に重層的な表現だ。

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そしてパンフレットの表紙にもなっている、歩く人。わき目もふらずに、まっすぐに。いささか前のめりなその様は、まさに彼の生き様そのものではないか、と書くのは少々評論家気取りかもしれない。

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2017年7月17日 (月)

環境大国

SJとはスウェーデンの国鉄。アンティークのポスターだけど、独特の色合いとシンプルな表現が、いかにも北欧的だ。同伴のお子さんは無料ですよみたいなことが書いてあるのだろう、たぶん。このように電車での移動をアピールしているのは、やはり環境的配慮への思いが強いからなのかもしれない。

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そしてこれは車内食堂用なのだろうか、スプーンやフォークもプラスチックなんか使わずに、ていねいに成形された木材だ。とても北欧的ではないか。そういえばスウェーデンは世界トップクラスでキャッシュレス化が進んでいるそうで(確か数%)、今では電車のチケットも体内に埋め込んだマイクロチップで決済できるそうだ。これもやっぱり環境のため?

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2017年7月12日 (水)

ティーポット

Whittard という英国の紅茶ブランドは、日本ではあまり知られていないけれど有名な老舗とのとこ。英国っぽいこの青いパッケージは、ティーポットが姿抜きしてある。

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そのポットは、やっぱりアレですかね?( 過去の関連記事

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それとも、もしかして Wedgewood の、ちょっとエレガントなコレですかね?

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そして、この同じく英国ブランド Clipper のカワいいパッケージに描かれたポットは、何?( 過去の関連記事

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2017年7月 7日 (金)

カモかも

フランスのアンティークマーケットで見かけたカモたち。かなりリアルで良くできているけれど、これらは狩猟用のデコイなのだろうか。よく見ると胸に紐を通すようになっている。カモはフランス料理としては重要な食材だから、飼育だけではなく狩猟も盛んにちがいないので、こういうデコイも多いのかもしれない。

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こちらもカモ。かなりマンガっぽいというか、オモチャっぽい出来だけど、これらは置物なのかな?

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そして広場の噴水に集うカモ、かと思いきや口から水が出る噴水そのものだった。かなり錆びているけれど、どのくらい古いものなのだろう。こちらは南仏にて。

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2017年7月 3日 (月)

ザル

フランスの博物館で見つけたアンティークのバスケット。欧米では、あまりこういう浅い形のものは見ないけれど( 過去の関連記事 )、一体何に使っていたのだろう。あるいは単に、パンや果物を載せるだけのものだったのかもしれない。

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このくらい浅いものは、日本ではザル(笊と書く)に相当するのだろう。籠がそうであるように笊もまた日本のバスケタリーの代表選手で( もうひとつのブログから )、そして共に漢字が示すように竹に依存していることが多いようだ。

下の写真の繊細なつくりのザルは、福井で発見した古道具。この底面が正方形というユニークなデザインは、何か特別な機能的要求から生まれたものなのか、あるいは天円地方の思想を反映したものか。道具の世界は実に奥が深い。

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