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2017年9月

2017年9月29日 (金)

カッパー

カッパーの質感に、無神経に塗られたペンキ。ありふれた風景、そして振り返ることのない日常。

この写真は見る人が見れば、ああ!とわかるはず。そう、ロンドンの地下鉄の階段だ。銅というよりは黄銅(真鍮)なのだろう、そしてハッチングの溝が滑り止めとして掘り込まれている。よく見るとネジ止めで交換できるようになっているので、もしかすると擦り減りや破損の度に交換しているのかもしれない。( 過去の関連記事

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2017年9月25日 (月)

ピルケース

ドイツ語で曜日が書いてあるこれは、毎日の薬の飲み忘れが無いようにとの配慮をしたピルケースで、壁にも固定できるようになっている。古いものらしく、金属のプレスでできているところが逆にカッコいい。欧州では粉薬というものがほぼ無くタブレット中心なので( 過去の関連記事 )、こういうものが成り立つのかもしれない。

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2017年9月20日 (水)

時間売り

時間を売っていたら、あなたは買いますか?どんな時間だと買いますか?どのくらいの時間を買いますか?いったいいくらだと買いますか?

何年か前、パリの蚤の市にて。

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2017年9月15日 (金)

公開制作

ギャラリーの一室がそのままアート作品になっているこれは、教室をモチーフにしたのだろうか、あるいは教育に対する何らかのメッセージなのか。壁一面が黒板になっている。

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そしてアーティストはこちらの方。

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そう、来場者が自由に参加でき、その変化していく様が作品そのものなのだ。参加型アートと言うよりは、公開制作に感覚が近い。何年か前、ポンピドゥーセンターにて。( 過去の関連記事

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2017年9月11日 (月)

LEXON

LEXONは、自らデザイナーでもある René Adda ルネ・アダによってフランスで立ち上がったブランド。グローバル展開しているので、おしゃれな雑貨屋さんや文具店などで目にしたことがある方も多いと思う。彼は大御所から若手まで数十人ものデザイナーとのネットワークを築いて、ビジュアル的にキャッチーなデザイン雑貨をプロデュースしている。ちょっとブームが去った感があるけれど、今でもコツコツ新作を発表していて、こちらは日本人デザイナー小林幹也によるもの。

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これはラジオ付きワイヤレスBluetoothスピーカーということで、よく見ると(よく見ないとわからない)スイッチが仕組まれている。カッコいいから良し、とするコンセプトも嫌いじゃない。操作頻度もあるけれど、ともあれ操作性より審美性にプライオリティを置くユーザーも少なくない時代だから。

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2017年9月 6日 (水)

ミュンヘンオリンピック

ミュンヘンオリンピックは1972年、国連加入前の旧西ドイツ時代に行われた。1964年の東京、1968年のメキシコに次ぐオリンピックで、テロが起きた負のイメージも残念ながら色濃く残っている。

同時代の1970年大阪万博の思い出は、地元だったということで色々と残っているけれど、さすがに当時はまだ遠い外国のオリンピックということだったのだろう、自分の記憶の中には全くない。

このミュンヘンオリンピックのサイン計画やビジュアルコミュニケーションは、オトル・アイヒャー というウルム造形大学( 過去の関連記事 )の創立者のひとりでもあるグラフィックデザイナーが深く関わっていた。下のポスターは当時のスケジュール表(柳本浩市コレクション)だけど、開会式から各競技までがピクトグラムで表記されている。

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アイコンは水平垂直と45度の線で構成されているモダンなデザインだ。この時期、ミュンヘン市内の公共施設のサイン計画も同時にデザインされたとのことなので、もしかすると今でも地下鉄の駅や通路などでは使われているのかもしれない。

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ミュンヘンに住んでいた頃には、職場の近くにオリンピックスタジアムがあったのだけど( 過去の関連記事 )、オフィスから毎日の様に目にする身近な存在すぎたせいか、実は訪れる機会はあまりなかったのを、今では悔やんでいる。

こちらの写真はオリンピック当時のスタジアム入場チケット。柳本さんって何でも集めてたんだなあ。45年前のデザインにもかかわらず、情報が美しく整理されていて機能的でカッコいい。チケット左下のミシン目が三角形に切り取られていているが、これは改札済みを意味している。

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2017年9月 1日 (金)

素描

ダビンチ、表記はダ・ヴィンチが正しいようだが( 過去の関連記事 )、とミケランジェロの二人の企画展が今、都内で行われていて、珍しく素描が何枚か来ているというので見てきた。

ちなみに先日紹介したミケランジェロの彫刻( 過去の関連記事 )は、同じ展示会のものだ。

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決して大きくはないそれら素描に近づいて見ると、超極細の線で描かれているのがわかるが、これは鉛筆ではなく Silverpoint (銀筆)という金属ペンのようなもので、金属粉が付着しやすいように特殊加工を施した紙に描いていたそうだ。褐色なのは経年変化によるもので、元々は金属の色、すなはちこの場合は銀色だ。ハイライト部分にチョークを使うところは今とあまり変わっていないけれど、描いた線そのものは簡単に消しゴムのようなものでは消せなかっただろう。

しかし当たり前だけど、二人とも恐ろしくスケッチが上手い。この二人の天才が同時期にイタリアで活躍していたというのも、本当に奇跡だと思う。

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