« 2017年12月 | トップページ | 2018年2月 »

2018年1月

2018年1月29日 (月)

ウェグナー

デンマークが誇るデザインの巨匠ハンス・J・ウェグナーについて、いくつか紹介したい。こちらは代表作のうちのひとつ、ピーコックチェア。装飾的な背もたれが、見る人の好みを分けるかもしれない。

R0024529_r

そしてカウホーンの愛称の背もたれを持つチェア。複雑な曲面構成は、CNC加工技術の無い時代の職人技によるもの。優れた造船技術を持つバイキングの国ならではの製品かもしれない。

Dsc01202_r_2

その中央の接合部の構成がサンプルで説明があった。指を組んだ姿に似ていることから、フィンガージョイントと呼ぶらしい。貴重な木材を大切に使っているところも北欧的に感じられる。

Dsc01201_r_2


そして私は変態的なデザインだと思っているのが、このバレットチェア。上着を掛けるハンガー状の背もたれと、座面を立てるとスラックスを掛けれるようになっている。アイディア自体は学生的発想で素朴なものだけど、真摯に職人技で作り込まれているところが北欧的と言える。

Dsc01204_r

そして愛称テディベアの巨大なカウチ。日本では車が買えるくらいの値段のはず。座面も低くずっしり重厚感があって、実際にもかなり重たそうだ。

Dsc01208_r

誰もが必ず触れるだろうアームの先端は、実に手に優しい素材と形状をしている。

Dsc01209_r

そして最後に、きっと完全な円環にこだわっていたのだろう、構想から何十年もたってから加工技術が追いついて作ることができたというサークルチェア。背もたれのネットワークが、やはりバイキングの文化を彷彿とさせる。( 過去の関連記事

Dsc01199_r

このいい加減な枕もまたイイ感じ。加えてその色も北欧っぽくてイイ感じ。

Dsc01206_r

| コメント (0) | トラックバック (0)

2018年1月24日 (水)

セクシー

イタリアのファニチャーの老舗 B&B( 過去の関連記事 )のちょっと不思議な、でもどこかエレガントなチェア。デザインしたのは深澤直人で、Grande Papilio という名は蝶に由来するそうだ。

これは彼の新作ではないけれど( 過去の関連記事 )、展示会で現物を初めて見た。回転する機構が入っていて、シンプルなシェイプなので錯覚するけれど高さは1mくらいある。日本の家庭に置くとかなり大きく感じるのではないだろうか。微妙な肘掛け状の起伏があって、とりあえずアームチェアとなっている。

Dsc00418_r

このチェアは、背中のジップがセクシーだ。ユーザー自らが着せ替えることができるのだろうか。そしてこのファブリックの色や質感は、今の時期にはとても心地よく感じる。他にも革張りのモデルもあるそうだけど、そこもやっぱりイタリアンだ。

Dsc00417_r

| コメント (0) | トラックバック (0)

2018年1月19日 (金)

マスターズコレクション

最近 Louis Vuitton はマスターズコレクションということで、100年以上前の絵画作品をモダンアーティストの Jeff Koons が模写し、それをプリントしたバッグなどの商品を出している。昨年はモナリザがあったが、こちらは新作のターナー( 過去の関連記事 )。

Dsc01163_r

そして、こちらはマネの草上の昼食。その他、モネやゴーギャンもあるようだ。19世紀末の絵画がテーマなのかと思えばブーシェのような古いものもあるし、フランス絵画のシリーズかと思えば英国のターナーもあるし、アーティストの意図が全く読めない。それを含めて、芸術作品を模写してプリントして大量生産して高く売るという活動自体が、もしかするとモダンアートなのかもしれない。

Dsc01162_r

| コメント (0) | トラックバック (0)

2018年1月15日 (月)

一月の水位

一月です、ということで、この写真。パリ郊外を流れるロワン川( 過去の関連記事 )の河畔にあった水位計で、洪水の記録が刻されていたもの。比較的春先の増水が多いのは、雪解けと関係するのだろうか。そういえば先日、ドイツのライン川でも水位が上がって、河川敷が水没して閉鎖になったり、船が運航休止になったりしたとの報道を目にした。欧州ではそういうシーズンなのかもしれない。

Dsc04947_r_2

何百年も前の大洪水を刻している、ということはやはり、事実が忘れ去られることのないように後世にその危険性を伝えたいということなのだろう。日本に残る津波の石碑を想起させられる。

Dsc04946_r

そして、こちらはロワール川で見かけたもの( 過去の関連記事 )。確かにこの時、水位が高かったことを覚えている。自然は恵みがある反面で危険も同じだけある、というのは人類共通だ。

Dsc04762_r

| コメント (0) | トラックバック (0)

2018年1月10日 (水)

キラキラ

派手な建築が立ち並ぶ銀座の一角に、ファサードがひときわキラキラなビルがあるのだけれど、これはパリに本店がある Van Cleef & Arpels という超高級ジュエリーの店。そして、そのデザインを担当したのが、同じくパリの Jouin Manku という、建築家のジュアンとデザイナーのマンクによる事務所で、ブティックやホテル、レストランなど商業建築を中心に作品を手掛けているそうだ。網目のフレームに対して、サイズが異なるクリスタル状のタイルがランダムに嵌合されていて、そのうちいくつかにはLEDライトが仕組んである。さすがに店内に入る勇気はなかったけれど、やはりキラキラでゴージャスなのだろう。Dsc00314_r

| コメント (0) | トラックバック (0)

2018年1月 5日 (金)

相棒

前回( 過去の関連記事 )に引き続き、犬の話。こちらの写真は、ミュンヘン時代に Auの蚤の市でボロボロの犬のぬいぐるみと目が合ってしまい、しかたなく連れて帰ったものだ( 過去の関連記事 )。どのくらい古いのかは分からないけれど、このオーナーはどこでこの犬と出会い、生活を共にする中でどんなドラマがあって、そしてどういう事情で手放したのだろうか。まさか日本に来ることになるとは思いもしなかっただろう。

Dsc01224_r

これと似た犬種なのかもしれない、こちらは有名なベルギーの漫画 「タンタン」( 過去の関連記事 )に登場する犬のミニチュアで、なぜかサンフランシスコで若い頃に買ったもの。主人公タンタンに連れられて、様々な冒険を共にしている相棒だ。彼とてどうしてここにいるのか理解してないだろう。さてこれから先、どんなストーリーが彼を待っていることやら。

Dsc01227_r

| コメント (0) | トラックバック (0)

2018年1月 1日 (月)

欧州の犬たち(総集編)

今年もよろしくお願いします。さっそくですが戌年ということで、アーカイブから欧州で見かけた犬の総集編、いきます。まずはポップな犬、これはロンドンの店先にいたフィンランドのデザイナーによるイタリアの製品。( 過去の関連記事

R0025247_r

こちらはパリの街角にいた、オシャレでジェントルな犬。今年の年賀状はこれにしました。( 過去の関連記事

R0019428_r

外敵を寄せ付けない、強そうなイタリアの番犬。( 過去の関連記事

R0019745_r

こいつも強そうな、南ドイツの赤い犬( 過去の関連記事 )。こちらについては引き続き調査中なので、何か情報があればよろしくお願いします。

R0019524_r

| コメント (0) | トラックバック (0)

« 2017年12月 | トップページ | 2018年2月 »