石の船
ロンドンのV&AでおなじみのVictoria and Albert Museum( 過去の関連記事 )の分館が、スコットランドに計画されている。しかもそれは V&A Dundee Museum of Design というデザインミュージアムで、設計は隈研吾 ( もうひとつのブログから )だ。
ミュージアムの分館というのは、欧州ではブームなのだろうか。ルーブルはSANAAによるランス分館( 過去の関連記事 )に引き続き、昨年ジャン・ヌーベル( 過去の関連記事 )によるアブダビ分館ができた。ポンピドゥー( 過去の関連記事 )の分館は坂茂だし、テートの分館( 過去の関連記事 )はヘルツォーク&ド・ムーロンだ。
さてこのミュージアム、都内で隈研吾の建築展をやっていて、そこで迫力ある大きなスケールの模型が展示してあった。ストストーンパネルを水平に積み重ねるというファサードが、あたかも岸壁をデジタルに抽象化したかのような印象だった。あるいは、このミュージアムがウォーターフロントに建てられることから、巨大な船をイメージしたのかもしれない。
その一部は派手に裂けていて、外へとつながる動線となっている。このディテール以外は、外から見るとあたかも水辺に浮かぶ要塞のように見えるかもしれない。今年9月に開館とのことなので見に行きたい気もするが、島国UKとは言えスコットランドは遠すぎる。。。
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