« 農村テーマパーク | トップページ | 木漏れ日 »

2018年7月11日 (水)

without thought

ドイツからオーストリアを抜けてブレンナー峠を越えると、そこはもうイタリアだ。かつてゲーテが「イタリア紀行」で通った道。そして近くには美しい山塊で有名なドロミテや、その麓の街 トレント( 過去の関連記事 )がある。私もミュンヘン時代には、何度も通った道だ。

R0020599

ところでこちらの  ふつうな   シンプルなスツールは、そんな美しい地域の小さな町、ボルツァーノに本社を置くPLANK社によるものだ。

Dsc00460_r

スツールを動かす際に、自然と指が掛かるちょっとした工夫が座面の裏に施されている。そしてレーザーで刻されたブランドの上には小さく深澤直人の名前が。まさに without thought なデザインだ。( 過去の関連記事

Dsc00457_r

そしてシンプルな佇まいを成しえる重要なディテイルが、このシルバーのリング。しかもネジを穿つような野暮なことはしていない。足を乗せるので耐荷重が必要なはずだが、いったいどうやって固定されているのだろう。デザイナーのアイディアが隠されているのか、あるいはイタリア職人のなすワザなのか。「高いレベルで普通であること」は、決して簡単なことではない。

Dsc00456_r


« 農村テーマパーク | トップページ | 木漏れ日 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/546413/66536513

この記事へのトラックバック一覧です: without thought:

« 農村テーマパーク | トップページ | 木漏れ日 »