2018年7月25日 (水)

クールなチェア

モダンなSANAA建築にもマッチする涼しげなゴーストチェアは、スタルクのデザイン( 過去の関連記事 )。その存在感の無さは、高い透明度のポリカーボネイト樹脂、そして何よりKartellの成型技術のおかげ。イタリアの金型職人のレベルは高い。クールだ。

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2018年7月20日 (金)

勝利のスマイル

堂々と「勝利」という名を冠したバイクの会社、Triumph。英国地場産業的なブランドかと思っていたが、Wikiによるとドイツ人がUKで起業した会社だそうだ。しかも二次大戦中には軍事車両をつくっていたこともあって、ドイツ軍の空爆により壊滅状態になったという皮肉な歴史もあるそうだ。

ところで Triumph という同じスペルの女性下着ブランドがあって(日本ではトリンプと読むそうだけど)、何とこちらもドイツ発祥だそうだ。ドイツ人にとって、この Triumph という単語に対する強い思い入れ、あるいは深い歴史的な意味合いがあるのに違いない。

さてバイクの Triumph の話。写真は同じくUKの Paul Smith とのコラボレーションモデルで、明るいマルチカラーがいかにもそれっぽい。ロゴはRの先端が伸びていて Amazonっぽくスマイルマークのようだけど、このデザインのディテイルは微妙に歴史的変遷があるようだ。マニア、あるいは鑑定家が見れば、これは何年製なのか分かったりするのだろうな、やっぱり。

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2018年7月11日 (水)

without thought

ドイツからオーストリアを抜けてブレンナー峠を越えると、そこはもうイタリアだ。かつてゲーテが「イタリア紀行」で通った道。そして近くには美しい山塊で有名なドロミテや、その麓の街 トレント( 過去の関連記事 )がある。私もミュンヘン時代には、何度も通った道だ。

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ところでこちらの  ふつうな   シンプルなスツールは、そんな美しい地域の小さな町、ボルツァーノに本社を置くPLANK社によるものだ。

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スツールを動かす際に、自然と指が掛かるちょっとした工夫が座面の裏に施されている。そしてレーザーで刻されたブランドの上には小さく深澤直人の名前が。まさに without thought なデザインだ。( 過去の関連記事

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そしてシンプルな佇まいを成しえる重要なディテイルが、このシルバーのリング。しかもネジを穿つような野暮なことはしていない。足を乗せるので耐荷重が必要なはずだが、いったいどうやって固定されているのだろう。デザイナーのアイディアが隠されているのか、あるいはイタリア職人のなすワザなのか。「高いレベルで普通であること」は、決して簡単なことではない。

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2018年6月18日 (月)

硬派

この渋いパッケージに書かれている Kaweco というブランドは、日本ではあまり知られていないけれど知る人そ知るドイツの筆記具メーカーで、カヴェコと読む。前に紹介した LAMY( 過去の関連記事 ) と同じハイデルベルグ創業とのことだけど、モダンな LAMY と異なってクラッシックなイメージを残している。ここは是非、硬派のまま突っ走って頂きたいところだ。

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2018年6月 8日 (金)

デザインのお国柄

グローバルなこの時代、デザインに国柄というか、その国らしさというのが表現されるのだろうか。先日、都内で広告デザインの受賞作を一覧できる展示会の一角に海外の作品展示があって、ふとそんなことを考えた。

こちらはフィンランドの首都、ヘルシンキのブランディングが、地元のエージェンシーによってお洒落にリニューアルされたという事例。さわやかで北欧っぽいと感じるのは、もちろん狙ってのことだろう。

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こちらはスイスのデザインイベントのためのマテリアル。アバンギャルドなテイストながらも緻密に計算され、しかも精密に制作されている。

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こちらはドイツ。バウハウスは翌2019年、ワイマール(ドイツ語的にはヴァイマー)にグロピウスが学校を創立してからちょうど100周年だそうで、国内外で様々なイベントが行われるようだ。そして地元ワイマールでは新しいミュージアムがつくられるとのことで、こちらはそのポスターだ。( 過去の関連記事

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そしてロンドンの演劇のポスター。カラーも表現もパンクというかストリート的なサブカルチャーを感じるが、どこかスノッブな雰囲気も漂っている。

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そして地元、日本からはこちらを選んでみました。ザ・東京。

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2018年5月11日 (金)

絶妙の後脚

ウェグナー( 過去の関連記事 )については何度か書いたが、こちらは紹介してなかったシェルチェアー。プライウッドの曲面を巧みに組み合わせたシンプルな造形で、翼のように左右に伸びる大きな座面が特徴的だ。個人的には、そこが好きになれないポイントなのだけど、当時のミッドセンチュリーの時代感みたいなものもあったのかもしれない。

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この時代のチェアーは、シンプルを極めようとした結果なのかもしれないが、三脚のものが少なくない( 過去の関連記事 )。このシェルチェアーもやはりプライウッドを使った三脚なのだけれど、他と決定的に異なるポイントがこの後脚。レイドバックした背もたれを中央付近まで深々と受け止め、視覚的にも確実にバランスを支えている安定の造形だ。

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こちらは珍しい、赤の光沢で塗装されたバージョン。初めて見たけれども、ミッドセンチュリー感がぐんと増している。和風?たしかに。

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2018年5月 7日 (月)

エスプレッソマシン

エスプレッソ、と言えばイタリア。そしてイタリアの家電、と言えばデロンギ。ということで、デロンギ社のエスプレッソマシンがこちら。デザインは素っ気ないというか、マシンに徹しているのだけど、ドイツ家電とはまた異なるセンスを感じる。日本でデロンギと言えば、なぜかオイルヒーターが有名だけど、これからはコレになるのかな?

そして創業者の名前なのだろうか、De'Longhi というスペルがまたイタリアっぽくて、Lamborghini みたいでカッコいい。全然ちがうけど。

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2018年4月 9日 (月)

AI

AI と言っても Audi の場合、Audi Intelligence というコンセプトを意味している。もちろん人工知能の技術も使っているに違いないが。Audi に限らず自動車業界では、各社インテリジェンス化する車のブランドづくりに躍起となっている様相だ。この写真を見てもわかるように、かつてエンジンを冷却するためのエア・インテイクと、電球をベースとしたヘッドライトが造形の主要素だった車のフロントフェイスは、いまや機能的エレメントを失い主題、例えばこの場合は知能、の表現としてのキャンバスとしての役割を担うようになった。

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そのAI の文字をロゴの中心に配したELAINE というのが、新しいAudi のコンセプトブランドらしい。Audi の四つの輪のロゴマーク( 過去の関連記事 )が電飾化されていて、樹脂を使っているせいか少し安っぽく見えるのが残念だ。

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そのサイドミラーは、もはや人間の頼りない視覚の為にあらず、カメラを含むセンサー群の為にあるようだ。デザインとしてどうなのだろうか、これは。

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2018年4月 4日 (水)

色のチカラ

ショールームで見かけた北欧、たぶんフィンランド製、のラグマットがとてもキレイで、これからの季節にぴったりの爽やかさだった。一目見てぱっと気分が華やぐ感じがして、本当に色のチカラというかデザインのポテンシャルってすごいと思わせる( 過去の関連記事 )。よく見るとブルーの彩度が高いだけだけど、程よく全体を支配しているのがわかる。色のチカラを借りて、気分を上げて、さあ新年度!

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2018年3月30日 (金)

郵便の色

郵便の色、と言われれば何色を想像しますか?ポストも赤いし、日本郵便のCI色だし、やっぱり赤?前に欧州のポストの色について書いたことがあるけれど、UKとイタリアは同じく赤、ドイツやフランス、スペインは黄色だった( 過去の関連記事はこちらこちら )。

そして写真にあるような郵便ラッパ(と呼ぶか知らないが)は、欧州の多くの国でシンボル、あるいはアイコンとして使われている。昔は郵便を収集するのに、豆腐屋さんみたいに街中をラッパを吹いて回っていたのだろうか。

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パッケージも一目で郵便、あるいは宅配便とわかるのが黄色だ。

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やはり黄色いパッケージはDHL( 過去の関連記事 )をはじめとしてドイツやオーストリアが多いけれど、ポストの赤かったイタリアにも黄色いパッケージがあるようだ。ちなみにこれらは全て、今は亡き柳本浩市さんコレクション。

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中には青やグリーンのパッケージもあったけれど、ミネラルウオーターでも入ってそうな印象だ。いったいどこの国だろうか。

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