2017年12月 8日 (金)

職人技

先月宿泊した京都のホテルのラウンジには、Finn Juhl フィン・ユール のチェアが置かれていた。デンマークのモダンデザインの先駆であると同時に、このシリーズは職人技の粋を集めた木工芸作品でもある。なので、これは確か100万円近くするはずだ。

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彼の作品は、コペンハーゲンのミュージアムにも地元巨匠の一人として多くの展示があったので( 過去の関連記事 )、その時の写真を掘り返してみた。これもシンプルながら、曲面だらけの豊かな造形をしている。

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ペリカンチェアは有名だけど( 過去の関連記事 )、その流れを引き継いだかのようなカワいいソファ。

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このソファも美しかった。こういった包み込むような造形は、彼の得意とするところだったのだろう。

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2017年12月 4日 (月)

try again

デンマークのデザイン事務所から頂いたキャンバスのトートバッグには、Screw up. Learn. Try again. と書いてあった。なるほど、失敗はOK、むしろ失敗を繰り返さないと成長はないというメッセージ。うん、勇気をもらえた気がする。Try again!

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2017年11月20日 (月)

smart

東京モーターショーに出ていた smart ( 過去の関連記事 )のコンセプトは、自動運転なのでハンドルどころかブレーキもアクセルも無い。EVだし丸っこいし、デザインも家電の感覚に近くなったようだ。エアインテイクが不要になって間がもたなくなったのだろうか、フロントグリルには絵文字やメッセージが表示される余計な機能を搭載している。

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座席はいわゆるベンチシートのツーシーターで、仲良し同士でなければ乗れないアベックシートのようだ。ドアもガラスで、まさに電子レンジのノリに感じる。チン!

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ちなみに親会社のメルセデスのEVのコンセプトはこんな感じで、まあエレガントだ。それでもやっぱり光の装飾に凝りたいようで、こちらのフロントグリルは運転モードによって光り方が変化するとのこと。( 過去の関連記事

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2017年11月 6日 (月)

Substance

イタリアのMAGIS マジス社( 過去の関連記事 )から出されているシンプルなチェアは、そのシリーズ名もズバリ Substance(実体)、そしてデザインしたのは深澤直人だ。最近、彼の作風は超シンプルでスーパーノーマルな路線が激しくなってきたと感じる。( もうひとつのブログから

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展示会に置かれたチェアの裏側には深澤直人のサインがあった。直筆だろうか。

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イームズと同じように、シートと脚部は組み合わせることができるようだ。こちらは革張りのシートに木の脚というナチュラルな組み合わせ。

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アームチェアのシートもあるけれど、これはまさにイームズっぽい。( 過去の関連記事 ) もちろんカタチはずっとモダンで優しいけれど。

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2017年10月18日 (水)

フランスかぶれ

虎屋( もうひとつのブログから )は日本を代表するブランド、なので海外展開も当たり前。パリ店もバブル以前からあるそうで、そのリニューアルに合わせてキャンペーンを昨年打っていた。それが日本に逆輸入、ということで女性デザイナーによる優しいグラフィック展開がこちら。新商品の羊羹は、その名も「エッフェル塔の夕暮れ」。

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虎屋と言えば、喫茶の虎屋菓寮、そのカフェ版 TORAYA CAFÉ に加えて、最近 TORAYA CAFÉ AN STAND という「あん」押しのカフェを開いている。決してフランスかぶれというわけではなく、西洋化する我々のライフスタイルに合わせた和菓子店の虎視眈々とした戦略なのだろう。そのビジュアルはコレで、かの仲條正義さまによるもので、Tの字や虎が「あん」的にとろけているのがカワイイ。

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2017年10月 4日 (水)

スツール

これは照明か、それともスツールか。どうやらテラスなど屋外に置く家具のようだ。座面の裏にLEDが仕組んであって、直接光源が目に入らないのに加え、ワイヤーの影を床に広げる効果もうまく計算されている。( 過去の関連記事

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2017年9月25日 (月)

ピルケース

ドイツ語で曜日が書いてあるこれは、毎日の薬の飲み忘れが無いようにとの配慮をしたピルケースで、壁にも固定できるようになっている。古いものらしく、金属のプレスでできているところが逆にカッコいい。欧州では粉薬というものがほぼ無くタブレット中心なので( 過去の関連記事 )、こういうものが成り立つのかもしれない。

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2017年9月11日 (月)

LEXON

LEXONは、自らデザイナーでもある René Adda ルネ・アダによってフランスで立ち上がったブランド。グローバル展開しているので、おしゃれな雑貨屋さんや文具店などで目にしたことがある方も多いと思う。彼は大御所から若手まで数十人ものデザイナーとのネットワークを築いて、ビジュアル的にキャッチーなデザイン雑貨をプロデュースしている。ちょっとブームが去った感があるけれど、今でもコツコツ新作を発表していて、こちらは日本人デザイナー小林幹也によるもの。

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これはラジオ付きワイヤレスBluetoothスピーカーということで、よく見ると(よく見ないとわからない)スイッチが仕組まれている。カッコいいから良し、とするコンセプトも嫌いじゃない。操作頻度もあるけれど、ともあれ操作性より審美性にプライオリティを置くユーザーも少なくない時代だから。

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2017年9月 6日 (水)

ミュンヘンオリンピック

ミュンヘンオリンピックは1972年、国連加入前の旧西ドイツ時代に行われた。1964年の東京、1968年のメキシコに次ぐオリンピックで、テロが起きた負のイメージも残念ながら色濃く残っている。

同時代の1970年大阪万博の思い出は、地元だったということで色々と残っているけれど、さすがに当時はまだ遠い外国のオリンピックということだったのだろう、自分の記憶の中には全くない。

このミュンヘンオリンピックのサイン計画やビジュアルコミュニケーションは、オトル・アイヒャー というウルム造形大学( 過去の関連記事 )の創立者のひとりでもあるグラフィックデザイナーが深く関わっていた。下のポスターは当時のスケジュール表(柳本浩市コレクション)だけど、開会式から各競技までがピクトグラムで表記されている。

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アイコンは水平垂直と45度の線で構成されているモダンなデザインだ。この時期、ミュンヘン市内の公共施設のサイン計画も同時にデザインされたとのことなので、もしかすると今でも地下鉄の駅や通路などでは使われているのかもしれない。

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ミュンヘンに住んでいた頃には、職場の近くにオリンピックスタジアムがあったのだけど( 過去の関連記事 )、オフィスから毎日の様に目にする身近な存在すぎたせいか、実は訪れる機会はあまりなかったのを、今では悔やんでいる。

こちらの写真はオリンピック当時のスタジアム入場チケット。柳本さんって何でも集めてたんだなあ。45年前のデザインにもかかわらず、情報が美しく整理されていて機能的でカッコいい。チケット左下のミシン目が三角形に切り取られていているが、これは改札済みを意味している。

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2017年8月 9日 (水)

赤べこ

Arla というのは欧州ではチーズやヨーグルトでよく目にするデンマークの乳製品ブランドで、日本で言うと雪印的な存在。EUからの乳製品は関税撤廃の方向らしいので、日本のスーパーでもよく見かけるようになるのかもしれない。

このArla のキャラクターは、たまたま柳本浩市コレクションを見ていた時に棚の中で発見したもの。どうやら昔は赤い牛がトレードマークだったようだ。なるほどデンマークの国旗と同じ愛国のカラーリングだったのが、会社のグローバライズによってノーマライズしていったということなのかもしれない。

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日本では赤毛の牛というのは食用という印象があるけれど、欧米ではどうなのだろうか。まさか東北の「赤べこ」からインスパイア、なんてことは無いだろうけれど。写真は共に都内にて。

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