2018年6月18日 (月)

硬派

この渋いパッケージに書かれている Kaweco というブランドは、日本ではあまり知られていないけれど知る人そ知るドイツの筆記具メーカーで、カヴェコと読む。前に紹介した LAMY( 過去の関連記事 ) と同じハイデルベルグ創業とのことだけど、モダンな LAMY と異なってクラッシックなイメージを残している。ここは是非、硬派のまま突っ走って頂きたいところだ。

Dsc07823_r

| コメント (0) | トラックバック (0)

2018年5月21日 (月)

バラ

L'epicurien (レピキュリアン、かな) という南仏ブランドのバラジャム、というかバラの花びらの入ったゼリーのようなもの。バラの季節にどうでしょうということで( 過去の関連記事 )。それにしても、おフランス。まあ色々とおしゃれなものを考えるものだ。そう言えば南仏じゃないけれど、プロヴァンという街ではバラの蜂蜜を買ったことがあったっけ( 過去の関連記事 )。

Dsc00781_r

| コメント (0) | トラックバック (0)

2018年5月 7日 (月)

エスプレッソマシン

エスプレッソ、と言えばイタリア。そしてイタリアの家電、と言えばデロンギ。ということで、デロンギ社のエスプレッソマシンがこちら。デザインは素っ気ないというか、マシンに徹しているのだけど、ドイツ家電とはまた異なるセンスを感じる。日本でデロンギと言えば、なぜかオイルヒーターが有名だけど、これからはコレになるのかな?

そして創業者の名前なのだろうか、De'Longhi というスペルがまたイタリアっぽくて、Lamborghini みたいでカッコいい。全然ちがうけど。

Dsc00817_r

| コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月23日 (月)

デルフトの小瓶

東インド会社ついでにもうひとつ。10年以上前に買ったアンティークのデルフトを思い出して、探して出してみた。高さが6~7センチの超小瓶なので、一輪挿しにもなりえない。おそらくは鑑賞用か、昔のお土産用だったに違いない。( 過去の関連記事

しかしその大きさにもかかわらず、絵柄の表現がとても豊かで、線も生き生きしているところが気になったポイントだった。

Dsc01455

実はデルフトにも行ったことがあるのだけど、これはアムステルダム( 過去の関連記事 )の、記憶では運河沿いの薄暗い店で買ったものだ。年代など詳しいことはわからないが、底には奇妙なサインがある。何かの呪文、あるいは漢字のようにも見える。

Dsc01456

ちなみに、その後アムステルダムを訪れた際に、おしゃれなショップで買ったデルフトのカップはこんな感じ。同じ手描きでも、大雑把。まあ、そこがデザインというか、伝統のモダンな解釈なのだろうけれども。

Dsc00106_r_2

| コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月18日 (水)

コンプラ

東京農大の博物館(隈研吾の建築だった)で見つけた、カッコいい陶器のボトル。英語ブログ( Nippon Style Note )に載せようかと迷ったのだけど、こちらで紹介してみることにした。

書き慣れていないアルファベットで Japansch Zaky 「日本の酒」と染付されているこの白磁は、実は江戸期に出島から東インド会社を介して欧州に輸出された日本酒のボトルだ。

Dsc01429

CPDと書かれているのが気になって調べてみると、ポルトガル語で仲買を意味する comprador を示しているそうだ。それが転じて金富良(こんぷら)と呼ぶ輸出組合が出島内にできて対応していたことから、この瓶はコンプラ瓶と呼ばれるらしい。たまにオークションで高値で出回っているけれど、確かにこれは欲しいよね。

Dsc01430_2

| コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月 4日 (水)

色のチカラ

ショールームで見かけた北欧、たぶんフィンランド製、のラグマットがとてもキレイで、これからの季節にぴったりの爽やかさだった。一目見てぱっと気分が華やぐ感じがして、本当に色のチカラというかデザインのポテンシャルってすごいと思わせる( 過去の関連記事 )。よく見るとブルーの彩度が高いだけだけど、程よく全体を支配しているのがわかる。色のチカラを借りて、気分を上げて、さあ新年度!

Dsc01143_r

| コメント (0) | トラックバック (0)

2018年3月21日 (水)

アルザス

フランスのアルザス地方の記事は何度か書いたが( 過去の関連記事 )、こちらの写真はアルザス出身の Hansi (と書いてアンジと読む)という絵本作家のイラストのクッキー缶。イラストの原画は20世紀初頭なのだろうか、少しアールヌーボーの流行の名残りのようなものを感じる。そこに描かれているのは当地の民族衣装で、特に女の子の巨大なリボンが特徴的だ。ドイツに近いわりには南欧的でもあり、どこか東欧っぽくもある、ちょっとミステリアスな雰囲気だ。はたして今でも、この文化はアルザスに残っているのだろうか。

Dsc01228

そして缶の側面には幸福のシンボル、コウノトリのイラストが。地域によっては自分の家に営巣を誘致するために屋根に台を据えることもあるそうで、ストラスブールでは市の鳥として愛されていた。ちなみに絶滅危惧種である日本のコウノトリは、調べてみると種類が異なっているようで、欧州のものと比べて体も大ぶりで、くちばしが黒く、昔から鶴と間違えられてきたそうだ。

Dsc01229

| コメント (0) | トラックバック (0)

2018年3月16日 (金)

bunch

Bunch という名を冠したイタリア B&B社 ( 過去の関連記事 )の花器。このパイプひとつひとつに花を挿した姿は、まさに花束 a bunch of flower ではないか。B&Bって家具だけでなく、こういうのも扱ってるのね。

Dsc00430_r

このプリミティブで詩情あふれるプロダクトをデザインしたのは深澤直人( もうひとつのブログから )。なるほど彼らしい発想だ。そして花を活けなくても、そのままでオブジェとして楽しめるのではないだろうか。イイね。

Dsc00431_r

| コメント (0) | トラックバック (0)

2018年3月12日 (月)

ウィンザーチェア

ロンドン西部にあるウィンザー城の周辺で、17世紀頃から作られ始めたというウィンザーチェア。二次大戦前のウィンザー朝の頃のスタイルを意味すると思っていたらとんでもない、もっと古い歴史があった。初期のものは、この写真にあるコームバックと呼ばれる櫛のような背もたれのものが多く、今でもこのスタイルは残っている。決して貴族や王室が使う華やかな家具ではなく、もともとは農民たちが生活のための実用品として作っていたそうだ。

Dsc06243

下の写真は、以前スウェーデンで見つけたコームバックのウィンザーチェアで、手前にある英国の伝統的なものを参考に、二次大戦後に若いデザイナーがロングライフの秘訣を探りつつ、ディテールをモダンにリ・デザインし製造されたものだそうだ。

R0024557_r

日本におけるウィンザーチェアは民具としての位置づけで、二次大戦後の民藝のムーブメントの一翼を担ったことで知られている。その推進役でもあった丸山太郎の活動によって、松本は日本製ウィンザーチェアの産地になった( 過去の関連記事 )。そして彼自身の民藝コレクションは松本民芸館という博物館に引き継がれ、その中にはアンティークの英国産ウィンザーチェアも多数含まれている。そのコレクションが昨年、都内の日本民藝館( もうひとつのブログから )で展示があったので見てきた。

Dsc01232

どれも作り手の工夫や思いやりが伝わる素晴らしいチェアで、心動かされるものばかりだった。もちろん詳細な解説付きの図録も入手した。五月の連休に松本に行くので、民芸館には是非とも立ち寄りたい。

Dsc01231

ちなみにこれは、我が家で毎日使っているボウバックのウィンザーチェア。年齢不詳だけど、100歳は越えているに違いない。これからもよろしく。

Dsc01230

| コメント (0) | トラックバック (0)

2018年1月19日 (金)

マスターズコレクション

最近 Louis Vuitton はマスターズコレクションということで、100年以上前の絵画作品をモダンアーティストの Jeff Koons が模写し、それをプリントしたバッグなどの商品を出している。昨年はモナリザがあったが、こちらは新作のターナー( 過去の関連記事 )。

Dsc01163_r

そして、こちらはマネの草上の昼食。その他、モネやゴーギャンもあるようだ。19世紀末の絵画がテーマなのかと思えばブーシェのような古いものもあるし、フランス絵画のシリーズかと思えば英国のターナーもあるし、アーティストの意図が全く読めない。それを含めて、芸術作品を模写してプリントして大量生産して高く売るという活動自体が、もしかするとモダンアートなのかもしれない。

Dsc01162_r

| コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧