2018年12月17日 (月)

クリスマスツリー

Fröhliche Weihnachten すなはちメリークリスマスと書かれたドイツのクリスマスカード。モコモコに着ぶくれした女の子が、小さなツリーを持っている( 過去の関連記事 )。これはアンティークの復刻版なのでオリジナルが古いせいもあるけれど、かわいいモチーフながら「ちゃらちゃらした感」が無いのが南ドイツっぽい。

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一方、このツリーの置物はミュンヘン時代に Kafer (懐かしい!)で買ったもの。こちらもかわいいモチーフがあるものの、シルバーなので落ち着いた雰囲気だ。よく見ると、ちゃんと枝にクックロビン( 過去の関連記事 )がとまっているのがわかる。

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2018年11月23日 (金)

ヤカン

どことなくヤカンのような感じがするALESSIのケトル。イタリアのブランドでステンレス製なのに、なぜに日本的に感じるのかと思ったら案の定、深澤直人のデザインだった。その名も「CHA」。ケトルでお湯を沸かした後にそのまま茶葉を入れてティーポットとして使える、とのこと。なるほどヤカンだ(しかも2万円近くするヤカン)。ちなみにヤカンはもともと薬を煮出す道具がルーツで薬缶と書くそうだ。それにしても柄の取付け部分なんかは、まるで柳宗理の土瓶にそっくりじゃないか、と小さな声で愛を叫ぶ。

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2018年11月 5日 (月)

Form giver

インゲヤード・ローマン Ingegerd Raman というデザイナーを知っている人は、もしかすると少ないかもしれない。スウェーデンのプロダクトデザイナーで、グラスウエアの会社のインハウスデザインに長らく所属していた為に個人名が表に出る機会は多くなかったからだ。彼女は75歳にもなる今でも現役で、近年ではIKEAや日本のメーカーなど様々な会社とコラボレーションをしている。

そんな彼女の企画展が都内で行われている。

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クラフト的な作品もあるけれど、展示の多くは実際に販売された、あるいは今でも販売されている量産のプロダクトだ。どれも飾らず、真摯に素材と対峙して「手」で考え抜いた造形であることが伝わってくる。

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北欧的という言葉が正しいかわからないが、作品はどれも静かで時代を越えた、そしてシンプルで実用的なデザインでもある。陶芸出身だった彼女は、自らをデザイナーと呼ばず Form giver と呼んでいるそうだが、作品に対する考え方や決意が表されていると同時に、どこか詩的で美しい響きにさえ感じる。

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こちらは有田焼のメーカーとのプロジェクトで、数年前のリビングショーで展示があったのを覚えている。モダンなスタイリングながらも、さすがは陶芸出身だけあって、こなれた感じがする。

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今回の展示は気合が入っていて、展示デザイン(地元のデザイナーだそうだ)も素晴らしかったが、チラシと図録もビジュアル的にクオリティが高いものだった。

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そして彼女の作品を紹介する珍しい書籍を、友人が持っているというので貸してもらった。やはりこちらの表紙も、彼女の作品らしくさっぱりした素敵なデザインだ。

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グラスウエアの撮影を心得ているフォトグラファーだ。

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このピッチャー&グラスは展示にもあったが、シンプル&モダンで美しい。都内のショップで触れてみたことがあるが、すごく薄くて怖いくらいだった。きっと水のきりりとした質感も、指先や唇から伝わってくることであろう。

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模様の施されたものもあるけれど、それでもモダンな表現のものが多い。現代の生活においてクラフトがどうあるべきかをデザイン的に思考して表現している、という感じだろうか。

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2018年9月24日 (月)

調理家電

食材を熱で調理する。それは火を獲得してからの人類にとって、工夫に工夫を重ねていくチャレンジの連続だった。材料に応じて様々な調理器具を発明しては、様々な燃料を駆使し、火力を調節し、煮たり、焼いたり、蒸したり。そしてその技術の追求は、今も終わることなく続いている。

日本では、マイクロウェーブを使わずに「加熱した水蒸気」という、ローテクのようなハイテクを使ったシャープのヘルシオが、今では量販店の一画を獲得しているのはご存知の通りだ。一方、欧州にはフライヤーという日本ではあまり見かけない(と思いませんか?)調理家電があるけれど、こちらの写真は油を使わないフライヤー、その名もノンフライヤーという製品。熱風でフライと同等の調理ができるそうだ。ん?ローテク?ともあれ、これから先どのような調理器具が生まれていくのだろうか。

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2018年8月17日 (金)

逸話という価値

浅草から隅田川の対岸を見た風景は、個性を競う建築ばかりの支離滅裂感がどこかアジアっぽく感じる(まあアジアだけど)。今となっては上海か深センあたりの風景と変わらない、なんて言ったら中国に失礼だ、逆に見劣りするほどになった。

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右下に見えているのはバブルの象徴、スタルクのデザインしたアサヒビール本社のオブジェだ。最近のクリーンアップによって本来の輝きを取り戻している。

昔から「金のウン〇」とヤユされているが、自分は同じウンでもどちらかというと孫悟空が乗ってるようなキント雲を昔から想起する。でも実はクライアント企業の情熱を表す flamme d'or すなはち炎とのことだけどね。建築的にこれをつくるのは当時の技術では困難だったのを、造船会社に頼み込んで作ってもらった、という逸話を覚えている。

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今でこそシンプルなデザインが多いスタルクだけど( 過去の関連記事 )、当時はポストモダンの旗手とも言える存在で、尖がったアートっぽい作品を量産し続けていた。下の写真のレモン絞りも、同時期の彼の代表作。こちらは彼がバカンスで滞在していたリゾートで、食事中にレモンを絞っていて閃いて、紙ナプキンにスケッチを描いてALESSIに送ったという逸話がある。彼の作品は逸話が価値でもある、ということか。

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2018年7月 2日 (月)

Sisi

オーストリアつながりで、こちらは Demmers デンメア という紅茶。そのパッケージは、地元アイドル Sisi ことエリザベートの肖像画だ。彼女はミュンヘンでバイエルン王国の娘として生まれ、隣国オーストリアに嫁いで皇后となった。ウィーンでは見られないであろうエーデルワイス( 過去の関連記事 )の髪飾りに、彼女の故郷愛を感じる。もちろんダイヤか何かなんだろうけどね。

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2018年6月27日 (水)

チロル

この写真のジャムは、オーストリアのチロル産。ダルボというブランドで、南ドイツでは普通にスーパーに並んでいたのだけど、昨今では日本でもたまに売っていたりするので不思議な感じがする。ウィーンの有名なお菓子、ザッハトルテに使われているジャムも、このダルボ社製とのことだ。

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ナチュラルな素材を謳うだけあって、パッケージに描かれている絵もナチュラルなテイスト。写実的で、あたかも昔の植物図鑑の図版のようだ。

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このダルボ社、調べてみるとインスブルック( 過去の関連記事 )近くにあるシュタンスという街にあるそうだ。地図を見ると、ミュンヘンからインスブルックに向かうイン川沿いの道の途中にあるので、何度も通過していたことになる。

この地域は美しいチロルの山々が連なっていて、冬以外はとても良いところだ。山間には写真のような美しい村々が点在していて( 過去の関連記事 )、このパッケージを見ていると、そんな風景がよみがえってくる。

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2018年6月18日 (月)

硬派

この渋いパッケージに書かれている Kaweco というブランドは、日本ではあまり知られていないけれど知る人そ知るドイツの筆記具メーカーで、カヴェコと読む。前に紹介した LAMY( 過去の関連記事 ) と同じハイデルベルグ創業とのことだけど、モダンな LAMY と異なってクラッシックなイメージを残している。ここは是非、硬派のまま突っ走って頂きたいところだ。

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2018年5月21日 (月)

バラ

L'epicurien (レピキュリアン、かな) という南仏ブランドのバラジャム、というかバラの花びらの入ったゼリーのようなもの。バラの季節にどうでしょうということで( 過去の関連記事 )。それにしても、おフランス。まあ色々とおしゃれなものを考えるものだ。そう言えば南仏じゃないけれど、プロヴァンという街ではバラの蜂蜜を買ったことがあったっけ( 過去の関連記事 )。

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2018年5月 7日 (月)

エスプレッソマシン

エスプレッソ、と言えばイタリア。そしてイタリアの家電、と言えばデロンギ。ということで、デロンギ社のエスプレッソマシンがこちら。デザインは素っ気ないというか、マシンに徹しているのだけど、ドイツ家電とはまた異なるセンスを感じる。日本でデロンギと言えば、なぜかオイルヒーターが有名だけど、これからはコレになるのかな?

そして創業者の名前なのだろうか、De'Longhi というスペルがまたイタリアっぽくて、Lamborghini みたいでカッコいい。全然ちがうけど。

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