2017年6月23日 (金)

the BEATLES

最近 Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band の50周年記念盤が出て、本当に久々の話題となったビートルズ。自分は解散後しばらくたってから音楽に目覚めたのでリアルタイムではないけれど、最初に熱中した洋楽はビートルズだった。写真は横浜の博物館で見つけた、全然似ていないフィギュア。リンゴスターのドラムスがまたいい加減。

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これは当時のランチボックスだろうか、ブリキ製なところが60's。アメリカの博物館にて。

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そういえばロンドンには10回くらいは行ったけれども、Abbey Road で横断歩道を渡ったり、Get back をルーフトップで歌ったアップル本社跡を訪れたりすることもなく、ビートルズの面影に接することはほぼ無かった。リバプールにでも行けば少しは違ったのかもしれないが。唯一記憶と写真に残っているのが、ロンドン博物館( 過去の関連記事 )で見つけたこのドレス。いつ着るのだろうか、これは。

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2017年6月 5日 (月)

リアルな化石

ドイツはバイエルン州の名物、始祖鳥。ミュンヘンの博物館でも見たことがあるが( 過去の関連記事 )、福井の恐竜博物館にもレプリカが展示してあった。羽の痕跡が生々しいけれど、それがどんな色だったかで印象が大きく変わるのだろう。そういえば今、上野で大英自然史博物館展をやっていて、脳の形がわかる始祖鳥の化石の本物が来ている。もちろんバイエルン産だ。

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そしてこれは、イタリアンのカニ!これは化石とはいえ、そのまんまじゃないか。おいしそう。

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2017年5月22日 (月)

リュトン

上野の東京国立博物館に展示してあった、中近東で発掘されたという紀元前の土器。造形的にも完成度が高いので驚きだ。持ち手が付いているけれど、コップだとしたらどうやって飲み物を入れて置くのだろう、もしかして酒を注がれたら置くことを許されないで飲み続けるしかないヤツ?と思って調べてみると、どうやらこれは儀式用の器で神聖な水(あるいは酒?)を入れるとヤギの口から流れ出るように穴が空いているとのこと。リュトンと呼ぶらしい。諸説あるそうなので興味のある方は調べてみては?( 過去の関連記事

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2017年5月 3日 (水)

ラスコー

フランス南西部にあるラスコー洞窟は、クロマニョン人(実にフランスっぽい名前だ)が2万年前に壁画を描いたことで有名だ。その珍しい展覧会が上野の国立科学博物館で行われた。

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壁画は、1940年その洞窟に「落ちた」飼い犬を探していた少年が偶然発見したそうだ。今では高松塚古墳のように損傷が激しくなったので保存の為に閉鎖されているが、この展覧会では3D測定したデータをもとにミニチュアで再現されていた。洞窟という言葉からイメージするような山の中腹に水平に大きく空いた穴ではなく、地面から地下に向かって降りていく複雑にうねった狭い空間だ。そう、少年の犬は「落ちた」のだ。

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そして3Dでミリ単位でリアルに再現した壁画が展示されていた。洞窟を模した暗さと狭さを演出していて、まさにエクスペリエンスだ。

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地下に複雑に入り組んだ洞窟の、その暗黒の奥深くにかがり火を頼りに潜っていった、そのモチベーションは一体何だったのだろうか。決して人に見せるためのものではなく、ましてや遊びや気まぐれなどではなく、特別な理由と明確な意図と固い決意が無ければ実行しなかっただろう。動物が多く描かれていることから、狩猟の成功と豊猟に対する「祈り」というキーワードが説明に使われていたけれど、本当にそうなのだろうか。

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彩色された壁画も、よく見るとアウトラインが線刻されていることがわかる。そして現代的な素描のような線画もある。これは川を泳いで渡る鹿の群れ、と解説にあった。2万年前ですよ、これ。

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トリ人間と呼ばれている横たわった像も描かれていて、その傍には鳥がデザインされた「投槍器」という槍投げをエンパワーする補助具が落ちている。確かにこれは、様々な推測や学説を生み出すに十分なストーリー性を持っている。

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2017年4月24日 (月)

猫の親子

以前行ったルーブル美術館の、エジプトアートのコーナーで見つけた猫の親子。当時猫は害獣駆除の家畜であり、愛すべきペットであり、家を守る神であった。

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こちらも猫の親子のフィギュア。二匹の子供が礼儀正しく乳を飲んでいる。猫好きだったんだろうなあ、愛情たっぷりの表現だ。

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2017年4月19日 (水)

ミュージアム巡り191 ダイナミック

久しぶりのミュージアム巡りはアメリカ編になってしまうが、サンフランシスコの SF MOMA というミュージアム。NYのMoMAとは関係が無い。この建築のオリジナルは巨匠マリオボッタで、マリオベリーニ( 過去の関連記事 )同様に私にはバブル期のポストモダンの空気を感じてしまう。90年代にオープンしたての頃に何度か来たので、当時の時代感が強烈に染みついているからなのだろうけれど。彼は、マリオという名前からも建築の作風からも勝手にイタリア人だと思い込んでいたのだが、調べてみるとスイス人でイタリア国境近くの出身だそうだ。

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サンフランシスコのダウンタウンの、しかも混みいった地区に立つこの美術館は、なかなか全体像を俯瞰することが難しい。唯一、同時期に作られた隣接する公園から正面を見通せるようになっている。その特徴になっているストライプ模様で円筒形になっている部分は、ちょうどエントランスホールの吹き抜けになっていて、そこから見上げるとこんな感じだ。

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そこにぶら下がっているのは、アメリカの現代彫刻家カルダーの巨大なモビール。やはり彼のダイナミックな作品は、こういった大きな空間にこそ似合う。( 過去の関連記事

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この美術館は昨年、建物の奥にあたる部分を増築している。北欧の建築設計事務所 Snøhetta (スノヘッタと読む)による、ちょっと変わったファサードだ。

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うねってる、というかシワがよっている感じ。これは図面化は不可能で、3Dデータなしでは実現できなかっただろう。マリオボッタの本館が構築的な印象なのに対して、こちらは流れるようなダイナミックさをアンチテーゼとしたのかもしれない。

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その新館部分の裏口にあたるロビーにあった巨大な鉄板彫刻は、Richard Serra というアメリカのアーティストの作品だ。これもダイナミックに渦巻いているのは、やはりコンセプトに従ったのだろうか。

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2017年1月25日 (水)

ゴーレム

ゴーレムって知ってますか?欧州の神話に出てくる泥人形で、フランケンシュタイン的な怖さを持っているそうだ。命令に従う人形、ということで元祖ロボットのような存在ということなのだろう、博物館でロボットのおもちゃと同じカテゴリーに展示してあった。ちょっと違和感というか、まわりと馴染んでない感じがするけれど、その存在感は抜群だった。( 過去の関連記事

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2016年11月16日 (水)

紙の椅子

紙の椅子と言えば、このフランクゲーリーの名作。一度座ってみたいとは思うけれど、この巨大な ゴミを アートを 自分の部屋に置きたいとは決して思わない。

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ゲーリーの段ボール椅子は、これも有名( 過去の関連記事 )。こう見えても Vitraで確か10万円くらいするはず。

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そして、あなたはこの椅子の背板にもたれかかる勇気はあるだろうか?

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そういえば、以前に行ったゲーリー設計の Vitra Museum ( 過去の関連記事 )の前には、同デザインのコンクリート版があった。

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そして最近プリツカー賞をとった坂茂と言えば紙筒、そしてこの椅子も彼のデザインした紙筒の椅子。ゲーリーのものが感覚に訴えかけるアートだとすると、こちらは理性に訴えかける実用重視デザインという感じだろうか。あなたは、どちら派?

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2016年11月 7日 (月)

欧州の米国人

パリのアメリカ人、と言えばガーシュウィンの曲かジーンケリーの踊る映画が有名だけど、個人的には女流画家のメアリー・カサットを想起する。ただ、印象派としてパリで活躍しパリで没したので、ほぼフランス人画家として認知されているのではないだろうか( 過去の関連記事 )。そして彼女の作品は、特に子供の表現が女性目線で素晴らしいとの評を聞くけれど、実際は母親の経験が無かったそうだ。

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上の絵は、彼女の故郷であるピッツバーグに近いフィラデルフィア美術館でこの春に見たもの( 過去の関連記事 )。そして、この夏には彼女の企画展が地元の横浜美術館で催されていたので、これも何かの縁ということで見てきた。たしか今、京都へ巡回しているはずだ。

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一方、ロンドンのアメリカ人と言えば誰だろうか。美術の文脈で言うと、やはりホイッスラーあたりか。( 過去の関連記事

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上の写真もフィラデルフィアで撮ったものだけど、これは昨年の横浜美術館での企画展に出展されていたもので、再会となった。横浜では、まるで浮世絵のような Old Battersea Bridge も来ていた。この橋は形を変えて今でもテムズ川に架かっていて、近くにはアップルのUK本社が移転すると言われている有名な発電所がある。私たちの世代だと、ピンクフロイドのブタの飛ぶ発電所、でピンとくるかもしれない。

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2016年10月14日 (金)

ミュージアム巡り190(US編) 上流階級

ワシントンDCのホワイトハウス近くの、省庁が立ち並ぶ地域の一角にある DAR Museum。DARというのは Daughters of the American Revolutions の略称だそうで、アメリカ建国理念に賛同する女性の協会、的なNPOのようだ。ざっくり言ってしまうと「政治家や上級役人の奥様方の集まり」と言っていいだろう。

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従って展示はいたって上流階級な感じ、そしてもちろん女性の視点を強く感じる。中でもお客様を招く応接室は特にゴージャスだった。ちなみにここは、おそらく昔の官公庁だった建物で、その各部屋に再現された個人邸の部屋を見て回るという、ちょっと風変わりな施設だった。

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どの部屋もフェミニンながら、やっぱり高級な感じ。しかし家具などは一体どこ製で、どこのスタイルなのだろう。やっぱり欧州を手本に米国で作られたものなのだろうか。

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そしてティーセットもマダムたちには欠かせないようだ。これは1792年の書き込みがある。確かに古そうだけど、それでいてしっかりとラブリー。( 過去の関連記事

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この持ち手がバンブー巻きなのは珍しいかも。

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そして主婦のたしなみ、クロスステッチ。全米各州のマダムたちから集めたのだろうか、まさに寄せ書きならぬ寄せステッチ。

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その中でワシントンDCはと言うと、もちろんジョージ・ワシントン( 過去の関連記事 )。ちょっと怖い感じだけど、緻密に作ってある。

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そしてベッドルームの再現もあった。さすがにプライベートなスペースは家庭的でホッとする。手作りっぽい子供用のパッチワークキルト( 過去の関連記事 )や、寒さをしのいだのだろうベッドウオーマーがあったりと、時代や地位を超えた母の愛を感じる。

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