2017年10月27日 (金)

ハロウィン

10月31日はハロウィン。もともと古代ローマ時代のケルトの呪術的風習がベースになっていると聞く。秋の収穫を祝い、悪霊を退散させて一年を締めくくる。素敵じゃないですか。欧州では今でもひっそりとした風習として残っている反面、アメリカで大衆イベント化したのが、今の日本に入ってきていると推測される。

前は都内でもそんな騒ぎは無かったけれど、最近では商業的キャンペーンやイベントが異常に増殖してきて、さながらハロウィーン祭りの様相となっている。特にハロウィン当日に街中で仮装して気が狂ったかのように騒ぐ若造たちは、処罰の対象にしてもらいたいものだと心から願っている。何が彼らをそうさせるのか。もしかして悪霊?

さすがに騒ぐだけ騒いだ後のゴミの山をギルティに感じたのだろうか、後始末のアイディアをひねり出したようだ。カボチャが積んであるイメージから想起したのにちがいない。これはイイね。ゴミが無い方がもっといいけど。

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2017年10月 9日 (月)

大工道具

ドイツの伝統的な木組みを再現した展示が、神戸の竹中大工道具館にあった。この複雑な形状は、どうやら単なる装飾的な意味合いだけではないようだ。( 過去の関連記事

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それを作るための古い大工道具たちも、すぐ横に展示してあった。( もうひとつのブログから

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鉋(カンナ)はこんな感じ。中央のものは、ミュンヘンの蚤の市で入手したものと似ている。( 過去の関連記事

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昔の鋸(ノコギリ)は糸鋸(イトノコ)のような形だったようで、張力によるテンションによって刃の長さを確保しているようだ。

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こちらはロンドンだけど、地下鉄のCharing Cross駅にはその土地のストーリーが描かれていて、そこには似たスタイルの鋸が登場している。

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2017年7月31日 (月)

彼らは空からやってくる

これは一次大戦中の空襲に備える告知板。英国のもので、襲ってくる敵はドーバー海峡を越えてやってくるドイツ軍、しかも飛行船や複葉機という時代。こんな機影を覚えろって言われてもねえ、大変な時代だったんだなあ。( 過去の関連記事

その後の二次大戦では更に飛行機が進化して、ドイツ軍は英国に対する怒涛の無差別空爆 the Britz によって数万人の命と、ロンドン市内の3分の1の建物を破壊したと言われている。以前書いたバービカンセンター周辺も、爆撃で焼野原になった地域の再開発事業だった( 過去の関連記事 )。そう言えば、昨年のブラピ主演の映画 Allied (邦題はなぜか、マリアンヌ。。。)でも、そういった空襲下の街のシーンが出てきたっけ。最近は日本周辺でさえロケットの飛び交う情勢になりつつあるけれど、やっぱり平和が一番、暴力反対。

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2017年7月 7日 (金)

カモかも

フランスのアンティークマーケットで見かけたカモたち。かなりリアルで良くできているけれど、これらは狩猟用のデコイなのだろうか。よく見ると胸に紐を通すようになっている。カモはフランス料理としては重要な食材だから、飼育だけではなく狩猟も盛んにちがいないので、こういうデコイも多いのかもしれない。

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こちらもカモ。かなりマンガっぽいというか、オモチャっぽい出来だけど、これらは置物なのかな?

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そして広場の噴水に集うカモ、かと思いきや口から水が出る噴水そのものだった。かなり錆びているけれど、どのくらい古いものなのだろう。こちらは南仏にて。

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2017年7月 3日 (月)

ザル

フランスの博物館で見つけたアンティークのバスケット。欧米では、あまりこういう浅い形のものは見ないけれど( 過去の関連記事 )、一体何に使っていたのだろう。あるいは単に、パンや果物を載せるだけのものだったのかもしれない。

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このくらい浅いものは、日本ではザル(笊と書く)に相当するのだろう。籠がそうであるように笊もまた日本のバスケタリーの代表選手で( もうひとつのブログから )、そして共に漢字が示すように竹に依存していることが多いようだ。

下の写真の繊細なつくりのザルは、福井で発見した古道具。この底面が正方形というユニークなデザインは、何か特別な機能的要求から生まれたものなのか、あるいは天円地方の思想を反映したものか。道具の世界は実に奥が深い。

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2017年5月22日 (月)

リュトン

上野の東京国立博物館に展示してあった、中近東で発掘されたという紀元前の土器。造形的にも完成度が高いので驚きだ。持ち手が付いているけれど、コップだとしたらどうやって飲み物を入れて置くのだろう、もしかして酒を注がれたら置くことを許されないで飲み続けるしかないヤツ?と思って調べてみると、どうやらこれは儀式用の器で神聖な水(あるいは酒?)を入れるとヤギの口から流れ出るように穴が空いているとのこと。リュトンと呼ぶらしい。諸説あるそうなので興味のある方は調べてみては?( 過去の関連記事

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2017年5月17日 (水)

鼠色

グレーと言うよりは、最近あまり聞かない「鼠色」な感じの陶器たち。ドイツのアンティークの店先や博物館でよく目にするこれらの陶器は、英語的にはそのまんま Grey and Blue Stoneware とも言われている。それは Salt Glaze Pottery という古い製陶法のひとつで、焼成中に塩を投げ入れガラス質のコーティングをつくってツヤを出すというもの。

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いい加減な絵付けの我が家のこのジャーは、今では植木鉢になってしまっているけれど、ミュンヘン時代に蚤の市で買ったアンティークの Grey and Blue。

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そして昨年訪れたワシントンDCのミュージアムでも、似た鼠色の陶器が見られた( 過去の関連記事 )。これもきっと、欧州から持ち込まれた技術のひとつだったのだろう。

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かつてミュンヘンで見た古い陶器製のビアマグにもあったけれど( 過去の関連記事 )、これら陶器の文字の部分も、型押ししたあとに色を入れて拭き取っているのがわかる。

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2017年5月 3日 (水)

ラスコー

フランス南西部にあるラスコー洞窟は、クロマニョン人(実にフランスっぽい名前だ)が2万年前に壁画を描いたことで有名だ。その珍しい展覧会が上野の国立科学博物館で行われた。

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壁画は、1940年その洞窟に「落ちた」飼い犬を探していた少年が偶然発見したそうだ。今では高松塚古墳のように損傷が激しくなったので保存の為に閉鎖されているが、この展覧会では3D測定したデータをもとにミニチュアで再現されていた。洞窟という言葉からイメージするような山の中腹に水平に大きく空いた穴ではなく、地面から地下に向かって降りていく複雑にうねった狭い空間だ。そう、少年の犬は「落ちた」のだ。

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そして3Dでミリ単位でリアルに再現した壁画が展示されていた。洞窟を模した暗さと狭さを演出していて、まさにエクスペリエンスだ。

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地下に複雑に入り組んだ洞窟の、その暗黒の奥深くにかがり火を頼りに潜っていった、そのモチベーションは一体何だったのだろうか。決して人に見せるためのものではなく、ましてや遊びや気まぐれなどではなく、特別な理由と明確な意図と固い決意が無ければ実行しなかっただろう。動物が多く描かれていることから、狩猟の成功と豊猟に対する「祈り」というキーワードが説明に使われていたけれど、本当にそうなのだろうか。

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彩色された壁画も、よく見るとアウトラインが線刻されていることがわかる。そして現代的な素描のような線画もある。これは川を泳いで渡る鹿の群れ、と解説にあった。2万年前ですよ、これ。

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トリ人間と呼ばれている横たわった像も描かれていて、その傍には鳥がデザインされた「投槍器」という槍投げをエンパワーする補助具が落ちている。確かにこれは、様々な推測や学説を生み出すに十分なストーリー性を持っている。

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2017年1月25日 (水)

ゴーレム

ゴーレムって知ってますか?欧州の神話に出てくる泥人形で、フランケンシュタイン的な怖さを持っているそうだ。命令に従う人形、ということで元祖ロボットのような存在ということなのだろう、博物館でロボットのおもちゃと同じカテゴリーに展示してあった。ちょっと違和感というか、まわりと馴染んでない感じがするけれど、その存在感は抜群だった。( 過去の関連記事

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2016年12月14日 (水)

リバティベル

自由の象徴、Liberty Bell リバティベル。そう、1776年にアメリカの独立宣言が読み上げられた時に鳴らされた鐘だ。フィラデルフィア( 過去の関連記事 )の州議会跡地に立つ記念館に、半ば国宝的な扱いで展示されていた。

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このクラックと修復痕の痛々しい鐘は、実はロンドン製。やはり品質に問題があったのだろうか。ドイツ製にしておけばよかったのに。( 過去の関連記事

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現在、隣にある旧州議会の鐘楼に吊るされているものは、今のエリザベス女王が何十年か前に訪問した時にお土産として贈呈した、ロンドンの同じメーカーによる鐘だそうだ。遠くて見えないけれど、きっとオリジナルと同じ形にちがいない。

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